はてな題詠「短歌の目」
1. うぐいす
ここにいて うぐいすの声を聴いて寝る 人生すべてうたかたの夢
2. 窓
窓辺では日光浴もできるから 外のできごと興味はないな
3. 並ぶ
死ぬための列に並ぶの私たち たどり着くまで本を携え
4. 水
部活なら水球がいいと彼が言う 深いプールで夢にじゃれ合う
5. 海
朝イチに海の香りに引っ張られ自転車漕いだ夏のリライト
6. かめ
閉じ籠り夏を待ってる私たち かめになれたら 甲羅があれば
7. 発情
一時の発情ですら成功し 命もらった 仔猫は道で
8. こい
来るならばいつでもこいと言わしめた 遠い異国は 天国みたい
9. 茜さす
林檎なら「茜さす〜」だと言われても 既に私は19を過ぎて
10. 虹
ねじ曲がる虹を探して出かけたの? もう何年も行方不明だ。
裏話的なこと
振り返りをしないので、こちらで裏話も一緒に書いておきます。
前回参加した際に「猫の歌が減ったのと、少し雰囲気が変わった」との感想をいただきまして、今回も実験的にそっち方向に舵を切りました。
1~3はただの日常です。相変わらずぐーたらと無気力に過ごしています。いつ復活できるんだろう><
4、5は昔の話。 高校に水球部があったためプールが異常に深く何度も溺れかけましたが、水球部に友達がいたので何をも憎めず。
「リライト」はアジカンです。海の近くに住んでいた頃に君繋ファイブエムが発売されたので、よく聴いていました。他にも当時はシロップをよく聴いていたんですが…、まあ海っぽいのはアジカンかなと。
7は…最近猫の保護活動をしている(動物センターで殺処分が決まった猫をレスキューする)ボランティアさんに話を聞く機会が何度かあり、色々と考えています。福岡は、犬猫の殺処分数がとても多いのです。
すごく滅私で一生懸命なみなさんを見て、このブログで収益が出たら、そういうところに寄付していきたいと思いました。
8、9は元ネタあり。こちらも体験談的なものです。『天国に一番近い島』は高校生の時に父親から貸してもらいました。読むたびに救われる思いです。天国に近いと言いつつ、きれいごとばかりじゃない描写が好きです。『無罪モラトリアム』はあの時期流行りましたね~。今だに聴きます。
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今月はこんな感じでした。他の皆さんの短歌も楽しく読ませてもらっていて、毎月楽しみな企画です。
回を重ねるにつれ締め切りギリギリになっており…来月も書けたらいいな><
【先月の短歌】