とにかくメモを取れ!というスタイル
たまに「何でも思いついたことはメモを残しておくことが大事」と力説する人がいますね。
それを否定する気は全然ないし、仕事についてのことだったらそりゃメモは大事だよな、と思うわけです。納期とか仕様とか。
ただ、アイディアに固執するのはどうなの?と思うことがあります。
たった一度頭をよぎっただけのことに、どれほどの価値があるの?
アイディアというのは面白いもので、机に向かって唸っている時にはあまり出てこなかったりしますよね。
多分脳の血行と関係があるんだと思うんですが、アイディアが浮かぶのはお風呂の中とか、ウォーキング中とか、布団の中とか、
適度に温まってリラックスしている時の方が多いように思います。
それをメモ魔の人たちは、「どこにいてもメモれるように家の各所にメモ帳を置いておけ!」と言って
寝室、リビング、持ち歩き用、何冊もメモとペンを取り揃えているようです。
しまいにはお風呂用に防水メモなんかが売ってあったりします。
けど…そんなにたくさんメモばかりあったら、邪魔じゃないですか?と思うのです。
振り回されていませんか?
私の考え
私の考えは極論になるのかもしれませんが、「メモしないと忘れるようなことなら、いらない」です。
メモなんてほとんど取らないです(仕事は別です。でも専用の手帳を作っている程度)。
こうやってブログなど書いていると、カラーバス効果が働いて、
カラーバス効果…心理学用語の一つである。カラーバスは「色を浴びる」の意。 意識していることほど関係する情報が自分のところに舞い込んでくるようになるといったものである。(Wikipediaより)
「お、これはブログネタにできるかも…」と思うこともしばしあるのですが、
でも、よっぽどいいネタなら、ずっと覚えてます。
書きあげるまで頭を離れません。
たまにあいふぉんにメモしたりしているんですが、メモを書いたことすら忘れているようなネタは
「どうしてこれでブログ書こうと思ったんだろう…?」と訝しむ内容もしばし。
単に私とメモの相性が悪いというだけかもしれませんが、
浮かんだアイディアも一期一会に近いものだと思うので、
その場で昇華することができないならさよならなんだ、と思います。
デジタル事情
でも、Evernoteは大好きです。
「この写真、後で夫に見せよう!」とか、「このブログを本選びの参考にしよう!」とか思って、どんどんクリップしていくのは楽しい。
それは多分、視覚的にアプローチされているからだと思います。そのページをそのまま取っておけるという点にEvernoteの良さがあると思っています。
なのでやっぱり、文字だけのメモには懐疑的です。活字中毒なのに。
こういうふうに暮らしているので、「あー、こないだ何かいいこと思いついたと思ったんだけど、何だっけ…」ということもよくあります。
でもそういう時も、「忘れたということは、大したことじゃなかったんだなー」と思うようにしています。
そうしていれば、本当に大事なことは死ぬ気で覚えます。
メモしなきゃ!というノイズが入ることがないので、よっぽど思考がはっきりしています。
メモしないと過ぎ去っていくようなものなんて、所詮大事なことじゃないんですよ!
と、私は思っています。
きまやでした。