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私がかつて単館で観た映画を延々とご紹介(99年らへん) - きまやのきまま屋
今回は引き続き、2000年らへんに観た映画をご紹介したいと思います。
やっぱり単館に通っていたようです。
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これが好き!人生で一番好きな映画かもしれません。
黒人麻薬売人が、実は天才的詩人だった、でも環境が悪くて詩なんか書けない、でも思いついた詩を口に出すことをやめられない。
言葉の可能性と、人種問題、生まれた環境の問題について深く考えさせられる映画。ギャングの友達とのシーンが好き。DVD持ってます。ポエトリー・リーディングが好きな人にオススメ。
ラストシーンは多分ワシントンDCだと思うんですが、印象的な建物(塔)があって…、いつかあそこに行ってみたい。
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音楽が心地よすぎて途中で寝ました。ジャス研究会の友達が絶賛してたけど、あらすじ…ってあったのかな。
おじいさんたちが楽しそうに演奏している映画です。こういう歳の取り方っていいな。
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あれ、これは映画館で観たんじゃないかも?
友達が「鈴木保奈美が脱いだ!」って騒いでたので観てみたら、エロくなくて雅な官能の世界だった。あと、ちょっとオリエンタリズム。外国人から見た日本女性の捉え所のなさを表現している感じ。
舞台は京都なので、有名な場所とかあったのかも。盲目の役の鈴木保奈美がうまかった。
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イタリア映画。友達に猛プッシュされて観に行ったら、確かによかったです。言葉なく静かに募る思い、という切なさ。
ちょっと男性が思い込みが激しい…?愛がすべて、なんだろうか…。
建物とピアノ曲がきれい。
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勢いよく色々な場面が進んでいって、途中でついていけなくなりながらの衝撃のラスト!伏線の回収ってほどではないけど、誰にも等しく降り注ぐ◯◯◯の恐怖…。あれで一気に映画に対する評価が上がりました。理不尽?でも好き。
そしてエイミー・マンの声が好きだったので、サントラ買いました。

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小説家や演奏家の半生、みたいな映画はよくありますし好きですが、これが一番印象に残っているかも。次点は『永遠のマリア・カラス』。
天才の孤独や、それを支える家族の狂気が恐ろしい。才能がある女性というのは生きにくいんだろうけど、その姉のために夫を差し出す妹がショックでも心に残ってます。差し出したからって嫉妬しないわけないよね…。
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ソフィア・コッポラのデビュー作。美しいと評判の四姉妹が 次々と自殺してしまう、10代の儚さと狂気。それを見つめる近所の男兄弟からの目線が、重層的な作り。これもかなりの映像美。
ソフィア・コッポラは最初の二作が好きです。これは本当に衝撃だったなぁ。
こちらもサントラ買いました。映画の中で色々な曲が使われていてそれを集めたもの。
原作はより詳しい内容になっていて、こちらの方が好きかも。あー、母親がね…と納得することしかり。

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スペイン映画。女手一つで頑張って育ててきた息子が、ある日事故で亡くなってしまう。そこから母親が旅に出て、色々な女性と知り合う話。
様々な生き方や境遇があるなぁ、と視界が広がる感じ。
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「ルナ・パパ」(Luna Papa)は1999年製作のドイツ・オーストリア・日本・ロシア・フランス・スウェーデン・タジキスタン・ウズベキスタ8カ国合作のファンタジー・コメディ映画である (Amazonより)
だそうです。楽しかったのと、母は強しと思いました。ファンタジー要素が強くて、結局パパって誰ていうか何〜、と思います。
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若き日のウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーの共演作。
精神病棟を舞台に未成年の女の子たちが自分の病気やトラウマを見つめる話。暗いですけど、よかった。音楽の使い方がトラウマになりそうだったけど。
ノンフィクションの原作が元になっているということで、鬼気迫る内容。

Girl, Interrupted(映画『17歳のカルテ』原作)
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漫才コンビ・りあるキッズの片方が出ていると聞いて観に行ったら、意外に池脇千鶴がよかった。以後、池脇千鶴を何かと注目するようになったきっかけの作品。
原作は読んだことがないですが、大島さんの漫画なんですね。
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斬新すぎて当時は意味が分からず…。観直したい。
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私の人生でパトリス・ルコント第二弾。これは後には題名が「サン・ピエールの生命」になってます。
実はルコントと知らずに観て「何これいい!」ってなってから「ルコントか!」という二度の衝撃。やっぱり好きみたいです。
…ちょっと変態っぽい人がいた、ような…。夫よあなたはそれでいいのか、とつっこみかたくなります。でもそこがいい味出してます。
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中国映画。 評判がよくて母親が観たがったので一緒に行きました。女の子がけなげで可愛すぎて、二人して悶えてました。
彼女がいつも彼を待つ一本道が印象的で、田舎の風景がきれいでした。ラストよかったね!
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スペイン映画。でもフィンランドの景色が綺麗で、寒そうだった覚えがあります。
前から読んでも後ろから読んでも同じ「ANA」と「OTTO」。
子供の頃に運命的な出会いをした二人が、思い込み強く結ばれるラブストーリー、でも悲しい終わり方。大人になってからの描写が切なかった。
知らずに観たんですが、今では名作と名高いようです。
ポストカード持ってて壁に飾ってました。
きまやでした。2001年に続く!
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