photo by Konstantinos Kazantzoglou Momment Capture
はてな題詠「短歌の目」、9月も参加します!
1.一錠 飲み込めば全てを忘れ、我狂う青い一錠。今日も眠れず。
解説みたいな
今月は少し前から書いておいて、しばらく寝かせて見直してから発表してみました。
一度「推敲」をしっかりしてみたいと思っていたので。
そのぶん勢いは削がれた気がしますが、句読点の位置と、「なんだか文章っぽいけどよく見たら短歌」みたいなものができたのではないか、と思っています。1とか、3とか。…そうでもない?
「よく見たら短歌」って、上級者っぽくて憧れます。
ちなみに4は、寺山修司のこの短歌へのオマージュ。
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや

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3で詠んだウーパールーパーに似た友達は、高校生になった頃にはすっかり美人になりました。お目目がつぶらだったんです。
6の「月」ではどうしても、「月って決して僕達に裏側を見せてくれないんだよ、まるで女性のようだね」とドヤった男友達のイメージが強くて…なんだっけ黒夢にそういう歌があったんだよな…と思ったけど、歌詞を調べたら「Miss MOONLIGHT」にはそこまでは描かれてなかったな。なんだったんだろう、あれは。
そして最近、必死に頑張っている人が多いと思って10を詠んでみました。え、頑張り過ぎじゃないのそれ?大丈夫なの?って思いながら見ています。
最悪、ただ生きているだけでいいんだから。死んでなきゃいいんだから。理想とか大義とかは、まずは他の人にいったん任せてみたらどうだろうか。
つまり、そこにいるだけでいいんだから。だからいつでも、なんでも、だいじょうぶだよ。

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