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Twitter文学賞を知っていますか?【2019結果発表!】

Harrowden Books, Finedon.

※2020年の記事はこちらです。

kimaya.hatenablog.com

Twitter文学賞

毎年1月末になると、Twitter文学賞に投票しようと思って、「あれ、去年の私は何を読んだんだっけ…?」ってなるきまやです。

粛々とTwilogを漁ります。「読了」で検索かけると捗りますよ。

知ってますか、Twitter文学賞?!

 

Twitter文学賞とは、参加者が年間ベスト小説をツイートで投票する賞です。

1年間に出た新刊小説の中でおもしろかった本を1作品だけ、ツイートで投票する文学賞。Twitterアカウントを持っていればだれでも投票することができます。 

Twitter文学賞事務局

 

面白いラインナップが揃うので、毎年注目しています! 

本屋大賞に飽きた・他の賞はメジャーすぎてつまんない、という人に、ぜひオススメしたいですTwitter文学賞。国内編、海外編があります。対象作品は「去年出版された本」。

 

投票規約はこちら。

今年は2月2日から、11日まで!

 

「奥付」とは、裏表紙をめくったところにある、本の情報ページのことです。そこの「発行」または「第1刷」が、2018年であれば可。(第○刷が、1以外の数だと不可)

また、文庫化は対象外。あくまで「作品の初出が2018年」です。でも雑誌掲載のみだと不可。単行本を待ちましょう。

 

国内は決めました!

ディス・イズ・ザ・デイ

ディス・イズ・ザ・デイ

 

海外はこちらに!

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

 

「私しか投票しなかった本」にも注目

一人一票なので、「ぜんぜん話題作じゃないけどこの一冊に私の票を投じたい!」というコアな自体が頻発する、Twitter文学賞。

 

発表のアーカイブを見たら分かるんですが、コメンテーターのみなさんが『一票しか入ってないけどこれは良いと思う本を発表する』コーナーがあります。
私、以前ここで佐々木敦さんから取り上げていただきました!
その本はこちら。 
白椿はなぜ散った

白椿はなぜ散った

 

懐かしいなぁ。これ、よかったんですよ。純愛軽くストーカー。

 
マイナーだけど応援したい!という本があれば投票してみることをオススメします。

 

この制度から分かるように、Twitter文学賞は一票しか入らなかった本も残らず集計、発表してくれます。これほんといい。

 

例えば本屋大賞では、書店員のフォロワーさんが「○○は絶対入ると思ってたから投票しなかったのに!票が少ないと分かっていたらあっちに入れたのに!」っておっしゃってました。

投票制度って、そういう切り捨てがあるんですね。また本屋大賞は商業ベースの賞なので、性質が違って仕方がないかもしれません。

 

でもTwitter文学賞なら、一票しか入らなかった本まで隈なくチェックできるし、自分の一票が目に見える!

運営はボランティアさんだそうです。きちんと確認のリプライまでくれますし、頭が下がります。(第9回からは公式アカウントから「いいね」がつくと確認完了!とのことです)

 

そして1位に選ばれた本の作家さんには、編みぐるみが贈呈され続けている、らしい!

ラスト2回

ところで、Twitter文学賞は、第10回までしか行われないことが決まっています。今回が第9回なので、残りはあと2回です。

2020年には終わってしまう、とのこと。

寂しいです…。だからこそ、ラスト2回は盛り上がってほしい!とこの記事を書いています。

運営が大変すぎるからやめる、みたいな感じなんでしょうかね…。

とはいえ、「このメンバーでラスト2回」という表現をされている方もいらっしゃるので(上記の配信担当者さま)、刷新して続いていくのかも?という期待も捨てずにいますよ! 

興味があったら投票してみてください、盛り上がりますよ☆

2019年は何に投票する?

さて、今年は何に投票しましょうか。国内はたぶん、

kimaya.hatenablog.com

この中から選びます。ということは、アレかアレ…。 

海外は最近になってから、年末に出版された本をやっと読めているので、まだ迷います。『クロストーク』も面白かったし、『ガルヴェイアスの犬』まで読み終わりたい…!

第9回ツイッター文学賞、結果発表は3月3日!

2019年、海外編第一位は『最初の悪い男』ミランダジュライ!!

ミランダジュライって前も上位にいましたよね。『最初の悪い男』、波乱の展開すぎてすごかったです。

最初の悪い男 (新潮クレスト・ブックス)

最初の悪い男 (新潮クレスト・ブックス)

 

 

国内編の第一位は『ベルリンは晴れているか』!直木賞候補になっていた作品ですね。歴史もの、戦争ものかつ主人公の人生をめぐるミステリ。ひたむきな女性主人公がとても好きです。

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

 

 

 

ここからは、2018年の振り返りです。

2018年のTwitter文学賞

芸能人ファンによる組織票問題などがあったんですけど、たぶんみなさん悪気はなく、最終的にはきちんと収まった去年。

この順位を見て『最愛の子ども』を読みました。めちゃくちゃよかった。ありがとうTwitter文学賞! 

全体の票数と順位は公式HPよりどうぞ!

 

ちなみに、私が2018年に投票したのはこの2作!

『嘘の木』、第6位でした!

嘘の木

嘘の木

 

 

一票だけ入っていました!

眠れない夜は体を脱いで (文芸書)

眠れない夜は体を脱いで (文芸書)

 

それぞれ10位までについて、結果発表会で紹介されていて動画があります!

 

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