きまやのきまま屋

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サラマーゴ『白の闇』を読んだ。今ってパンデミック小説の読み時…なのだろうか?

パンデミック悲喜こもごも

時期が時期なのでカミュの『ペスト』が本屋で売り上げランキング入りしてる(ていうかトップ)というのを見かけたり、

バズっているツイートで

などという内容を見かけたり。

この中なら、コレラは読みました。

コレラの時代の愛

コレラの時代の愛

 

『コレラの時代の愛』とてもよかった。しかしそんなに病気がどうこう、という記述の記憶はなく、暑かったのと、年齢を重ねてからの純愛…???みたいなものの記憶しかないなぁ。読んだのは10年前なのです。

 

意外に読みやすかったのでみなさんもぜひ。

 

今、コロナ禍で暇になった人は読書しようよ!とは言いやすいものの(かく言う私は仕事がダイレクトに減りました!)、パンデミックものを読む? 今??

みたいな気分にもなるよね。

でも、このへんのを臨場感たっっっっぷりに読むなら、今しかないよね???

とりあえずいってみる?

白の闇 ジョゼ・サラマーゴ

ということで、思わず買ってしまいました。新刊パンデミック。疫病モノ。

白の闇 文庫表紙

書評家のトヨザキさんもオススメされていたので、つい…。

白の闇 (河出文庫)

白の闇 (河出文庫)

 


私の読了ツイートは、こちら。

病棟パニック怖かった(涙)汚いの苦手だときっつい。。。あと犠牲になる系の話きらい。。。

街パニックになってからは、絶望はありつつゲームの世界みたいで、人の悪意が少なめになる分、気は楽になるけど事態は悲惨な。。。

ただ、ラストは収束して終わるので(ネタバレごめんなさい)、希望のある終わり方ではあった。

何をどうしたらいい、ということが書かれているのではなくて、パニック時にどういうことが起こりうるか、ということが書かれていた。銃が規制されている国でよかったよ日本…。 

その他のパンデミック

パンデミックといえば、私の中ではこれ一択。ウイルス・パニックパンデミック!

夏の災厄 (角川文庫)

夏の災厄 (角川文庫)

  • 作者:篠田 節子
  • 発売日: 2015/02/25
  • メディア: 文庫
 

こちらは有名かと思います。篠田節子さんは毎回筆力が高いというか、ぐいぐい引っ張っていく展開なので、とてもよかったです。

読みやすいので、日本文学で疫病パンデミックが読みたい方にイチオシ。

 

天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀り (角川ホラー文庫)

  • 作者:貴志 祐介
  • 発売日: 2012/12/04
  • メディア: Kindle版
 

あと、私この『天使の囀り』がショックすぎて忘れられないんですけど、これはホラーですかね。精神崩壊パンデミック。

ネタバレ厳禁だと思うので、『悪の教典』や『新世界より』とかで貴志祐介作品は好きかも…な人はぜひ、と思います。 

ネットで見かけたパンデミック小説

ペスト (新潮文庫)

ペスト (新潮文庫)

  • 作者:カミュ
  • 発売日: 1969/10/30
  • メディア: ペーパーバック
 

未読です。

ドゥームズデイ・ブック(上)

ドゥームズデイ・ブック(上)

 

あれ、コニーウィリスってSFでしょう?これも読んでいないかも。

 

その他、パンデミックらしいよ、と噂のものたち。

復活の日 (角川文庫)

復活の日 (角川文庫)

  • 作者:小松 左京
  • 発売日: 2018/08/24
  • メディア: 文庫
 
天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ(上)

天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ(上)

  • 作者:小川 一水
  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: Kindle版
 

 



他にもいろいろあるみたいですが、私の知っているのはここまでです!未読も含んじゃったけど!

 

果たして今、パンデミック小説は「読み時」だろうか?

臨場感あふれすぎてて怖さ倍!というスリルを求めるなら、アリ。

 

たくさん読んで生きましょう^^

 

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