きまやのきまま屋

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NIKKI 20220517

春になると睡眠が不安定になりがちなので、5時に目が覚める。トイレに行ってから、スマホで寺山修司『われに五月を』を読んでいたらすんなり二度寝ができた。

 

9時頃に起きて居間に戻ると、母がいない。というのは昨日から聞いていたので驚かない。4月から母の習い事が再開されているのだ。我が家はコロナ禍において運命共同体だが、2年たったいまでは「必要なものが多い順」に、それを摂取しに外に出ていくことが暗黙の了解としてある。

図書館に行かない母は、たまに友達に会いに習い事に行く。社交が必要な性格をしているのだ。父は偉い人だったので、地元に後輩を呼びつけることができる。いろいろだ。

 

で、驚いたのは祖母がいたこと。今日はデイサービスの日なので、いないはずだったのに、のんきにテレビを眺めている。

 

これは私が目を覚まさなかったうちに一波乱あったのでは?と本人に聞き取りをしてみると、「今日はおじいちゃんの月命日だから、考え事をしていたらデイの準備するの忘れちゃったの」と言う。つまり朝、時間になっても祖母の準備ができなかったので、母は自分の予定を優先して出たのだろう、そして父が送っていっているのだろう今、と推測。

 

ていうかおじいちゃん22年くらい前に死にましたが?命日は今月じゃないのだが?など思うものの、おばあちゃんはけっこうてきとーなことを言うので(少しだけ認知症)「そっかー」くらいで流す。「パパさんがお昼ご飯買ってきてくれるって言ってた」と聞き取りできたので(デイを休むとお昼ご飯が問題になりがち)、安心して朝ご飯(父作)を食べながらのんびり居間のデカいTVでYouTubeでカネコアヤノのライブ映像を観ていると、サンドイッチを携えて父がいったん帰宅。

 

父は今日は地元に元同僚が集結してランチするというので、数分後にまた出るという。カネコアヤノを観ている私の横で年金の話をしていた。しっかり年金をもらえる年代なので、他人事のように「年金だけじゃ部屋借りられないんだって!」など言って私をさんざん暗い気分にさせる。

話しているうちに「今日はおばあちゃんのことよろしくお願いします」と母から私にLINEが来る。「母はおばあちゃんのことで夫や娘に手間をかけさせるのが嫌いすぎて逆に扱い辛い」という話をする。父はだいたい私と話すと機嫌がいいのでいつも扱いやすい。出がけに「ポストに入ってた」と植本一子『家族最後の日』を渡してくれた。

 

で、軽く掃除をしたあと足裏角質除去シートを使いつつ本を読んでいたらすぐ昼になったので、祖母にコーヒーとサンドイッチを持っていく。こんなにいらない、と言うのでツナサンドをもらって私が食べる。30分後にまた部屋に行き、皿をひいて「お留守番できる?」と聞くと余裕そうなので、私はラーメンを食べに行く。

 

祖母がデイサービスをボイコットしても(たまにする)意外と家が回るのは、まだ祖母が自分のことは自分でできるからだろう。「カギは締めていくから、人が来ても出ないでね。みんな鍵持っているから大丈夫だよ」「お台所は私が帰ってきたらするから、そのままにしておいてね」この二言で、祖母はとてもおとなしく好きなテレビを見続ける。

デイに行かなかった分なにか運動させた方がいいかも、と思いつつ家を出るときつい紫外線なので、紫外線に弱い族の末裔である私も後悔するが、最近見つけたお気に入りの味噌ラーメンを食べに行く。

kimaya.hatenablog.com

 

待ち時間含めて、まっすぐ帰ってきても1時間かからなかったけど、早々にランチを終えたらしい父が既に帰っていたので、そんなに祖母を一人きりにせずにすんでホッとした。父は昼寝をしていたので、私は引き続き本を読む。

そう、この本の日記文体につられて、この文章を書いている。面白いなぁ…。書いていると父が起き出して出かけていったと思ったら、母を連れて帰ってきた。もうすぐ3時なのでみんなでおやつを食べます。

 

『かなわない』からの連作?シリーズ?を全部買ったので、後味が良さそうなら母にも読ませてあげたいと思った。母は私に冗談のように「あなたも何か書けばいいのに」とよく言うので、書かれるとはどういうことなのかを考えた方がいいよ…と思っているのですよ、娘はいつも。

かなわない

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ていうか『かなわない』から4冊分、読み終えたらブログに感想を書きたいのだけど、それも終わり方次第かもしれないと思う。

 

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