きまやのきまま屋

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はてな題詠「短歌の目」、6月も参加します!〜薬味好きすぎ

博多湾
5月の海をフェリーで渡った。足元のずっと下で、水が掻き分けられて波が砕ける。なみが、なみだ。全てが水飛沫。
  

「短歌の目」6月も参加します! 

tankanome.hateblo.jp

 

1.青 


何もかもただの夢だと繰り返す 翳りゆく部屋、青ざめる壁

 
2.梅 
 
梅の実がなってる庭よ、あの日々よ 帰りたくなく、帰りたくあり
 
 
3.傘
 
雨傘に心も一緒に隠れたら 守られながら 耳を澄ませて
 
 
4.曲がり角
 
「終わり」だと、言われた時は無表情 「曲がり角まで泣いてたまるか」
 
 
5.しそ 
 
しそだとかにんにくだとかネギだとか薬味好きすぎ 夫が笑う
 
 
6.紫陽花 
 
庭に咲く青い紫陽花眺めつつ 母の嘆きを背中に受ける
 
 
7.つばめ 
 
どこにまで行くんですかね。あのつばめ?行きたい場所が彼にはあるのね。
 
 
8.袖 
 
袖をひくくらいじゃ何も伝わらない 私はいつも背中蹴飛ばし
 
 
9. 筍 
 
いつまでも 「筍朝茹で山盛りのトラック」を見た話する祖母
 
 
10.たらちねの【枕詞】
 
たらちねの親も年老い淋しがり 湯水のように注がれる愛
 
 

怒り新党で見た斉藤斎藤さん

斉藤斎藤さんという人の短歌が面白くてびっくりしました。が、著書が見つからない…彼が短歌に目覚めたきっかけとなったらしい本はこれ。
短歌パラダイス―歌合二十四番勝負 (岩波新書)

短歌パラダイス―歌合二十四番勝負 (岩波新書)

 

あと私は昔、有吉さんが言ってた三代目魚武濱田成夫が好きだったなぁ…大塚寧々さんと結婚した時は快哉を叫んだものですが、離婚してがっかり。あれ以来読んでないですね。作品と個人のプライバシーを切り離して考えられるほど大人じゃなかった頃でした。
 
 
そして最近、実家から学生時代の本をちょっとずつ持ち帰っているんですが、なぜか高村光太郎詩集を2冊持ってた。そもそも大ファンというわけでもないし、智恵子抄ですらない。なぜ。
高村光太郎詩集 (新潮文庫)

高村光太郎詩集 (新潮文庫)

一冊は祖母にあげてきました。 

 

ここで質問なんですが、ほむほむ(穂村弘)さんを祖母に薦めたいと思っているんですよ。祖母は少しずつ惚けてきた感じがあるので、何かの刺激になればと。

短歌で読みやすいもので、俳句をしていた真面目な祖母でもとっつきやすくて(でもほむほむの世界に浸れて)、できれば文庫本…何がいいと思います?

私エッセイばっかり読んでいるので、どれがほむほむ入門に最適なのか分かっておらず。よろしければ教えていただけると助かります>< 

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

 

話を戻すと短歌です。毎月参加させていただき、感想をいただいたりもして喜んでいます。短歌のお題を見ると「今月も始まるぞー」と思う今日この頃。今回で五回目になります。
ちょっとは短歌というものを分かってきたのか、まだまだなのか…それにしても知らない世界を知ることができて、楽しい。
 
 
【前回の短歌】 

kimaya.hatenablog.com

 

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