きまやのきまま屋

日常、本、音楽、映画、写真のこと。趣味人のきまやがきままに書いてます。

読書について

年に200冊ほど本を読みます。読んだ本のオススメや、内容ごとに分けてまとめなど。

櫻木みわを紹介したい。2作品とも良いよ、新刊出たよ、福岡出身の同世代女性!

2022/11 更新 コークスが燃えている うつくしい繭 【新刊】カサンドラのティータイム その他、短歌と短編 同世代で同県出身で同性のアーティストを追いかけてしまうことってないですか?私はある。椎名林檎もその枠。 で、最近は一木けいさんも。 一木けいの…

三島由紀夫『仮面の告白』読書感想文みたいなもの

登場人物たち あらすじ 第一章 あらすじ 第二章 ここまでのまとめ あらすじ 第三章 園子との出会いと別れ あらすじ 第四章 読むなら、新しい文庫が読みやすいです 久しぶりに読んだらやっぱり面白かったので、今回は『仮面の告白』について。 たぶんに変態ち…

2022年の上半期に読んだ本からベスト10っぽいもの

スモールワールズ ミーツ・ザ・ワールド 我が友、スミス 現代生活独習ノート 皆のあらばしり 夜の少年 僕の狂ったフェミ彼女 言葉を失ったあとで 往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ 上半期の読了は117冊でした!もりもり読みましたね。 まずはフィクシ…

一木けいのおすすめ、というか全作品ご紹介コーナー

1ミリの後悔もない、はずがない 愛を知らない 全部ゆるせたらいいのに 9月9日9時9分 2022年10月28日の新刊『悪と無垢』 1ミリの後悔もない、はずがない デビュー作!連作短編集です。ユイ、という女の子を巡って。 西国疾走少女 ドライブスルーに行きたい 潮…

2021年下半期に読んだ中からベスト10を決めたって

タイムスリップしたら、また就職氷河期でした おれたちの歌をうたえ アフター・サイレンス 9月9日9時9分 新しい星 ほんのこども まとまらない言葉を生きる 「利他」とは何か 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ 闇の自己啓発 はい、恒例…

吉本ばなな『ムーンライト・シャドウ』映画化らしいので原作を再読した

ムーンライト・シャドウ 作者:よしもと ばなな 朝日出版社 Amazon (実は英訳で読んだこともある。あらすじ知ってるし読みやすくてギリ読めた) 最近、「あれが映画化されるから再読した」だけで数記事書けそうと思う。前の記事も。。。『君は永遠にそいつら…

『ドライブ・マイ・カー』映画が公開なので原作『女のいない男たち』を再読してみた。

短編集です あらすじ 個人的な読みどころ 発表時の軽い揉め事 映画は? 女のいない男たち (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon 文庫だと表紙のデザインがだいぶ違いますね。 単行本は、表は『木野』のバー、裏は『ドライブ・マイ・カー』の黄色のサー…

2021上半期に読んだ中からベスト10冊ともう1冊

唯一の海外文学『断絶』 百年と一日 つまらない住宅地のすべての家 夏物語 旅する練習 草原のサーカス 校正のこころ 現実のクリストファー・ロビン 瀬戸夏子ノート 海をあげる 針葉樹林 入れ忘れた『Lilith』 遅くなりましたが、上半期の読書まとめ記事です…

瀬戸夏子を作った10冊(?) 初出*2016年2月フリーペーパー/『現実のクリストファー・ロビン~』より

(2022/2 追記) 瀬戸夏子の新刊(『はつなつみずうみ分光器』)を注文しつつ、やっと読み終わった違う本の話をします。 瀬戸夏子『現実のクリストファー・ロビン 瀬戸夏子ノート2009-2017』読了。とりあえず一周したのでメモ。難しいが読み応えの塊。愛媛川…

北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か: 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』に出てきた映画とか

北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か: 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』 2019/8/2 お砂糖とスパイスと爆発的な何か—不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門 作者:北村紗衣 書肆侃侃房 Amazon タイトルが好きなので出だしにたくさん…

今の時代読んでおきたい『兄の終い』村井理子(2020/CCCメディアハウス)

これはなかなか必携なのではないか、と 村井理子さんを知ったきっかけのエッセイ『モヤパン』 村井理子さんといえば『エデュケーション』 次も楽しみ 『全員悪人』 村井理子『兄の終い』読了。交流少なめになっていた兄の突然死を片付ける妹のノンフィクショ…

町屋良平の全作品を解説します【芥川賞作家】

(2022/11 更新) 今更かも?と思いつつ、せっせと書いたので公開します。2019年から私がドはまりしている町屋良平を、全作品解説させてください。 青が破れる しき 1R1分34秒 ぼくはきっとやさしい 愛が嫌い ショパンゾンビ・コンテスタント 坂下あたると、…

2021年3月に観た配信・主に文芸(山崎ナオコーラ/岸政彦/山内マリコ/ジェーン・スー/pha/能町みね子)

peatixは、配信が終わってもアーカイブを3週間も残すなら、後からでもチケット買えるようにしておいてほしいよ!!! 『オビー』刊行記念 キム・ヘジンさん×山崎ナオコーラさんトークイベント「生きづらさを抱えるわたしたち」 『リリアン』(新潮社) 刊行記…

乗代雄介の小説からおすすめ5選、デビュー作や新作も

(2022/06 更新) 少し前に芥川賞候補になった『旅する練習』が、私のTL上で異様に評判がよかったので、乗代雄介(のりしろゆうすけ)さんを読んでみました。 …すごく不思議な感じのする作家さんですね… 今から読みたい、という人のためにオススメ5選しておき…

町屋良平『ショパンゾンビ・コンテスタント』を解析する

コンテスタント…(コンテストの)競争相手。競技者。 ショパンゾンビ・コンテスタント 作者:良平, 町屋 発売日: 2019/10/30 メディア: 単行本 再読してみたら圧倒的にすごかったので、書かずにいられなくなってしまった。解析するしかない。感想でも解説でも…

【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーンが、3月4日まで!

50%ポイント還元の季節がまたやってきました 小説・文芸は、とにかく「◯◯賞受賞作」が多い エッセイも ビジネス書… 漫画 50%ポイント還元の季節がまたやってきました amzn.to 前回はこちら→冬のKindle本キャンペーン2020、50%ポイント還元で大変なことに kin…

歌集のおすすめ(最近読んだやつ

昨年から、こつこつと歌集を読んでいます。が、フィクションと詩集と混ざって、記憶が曖昧になりがち。 なので、歌集だけまとめておきたいと思います。もれなくおすすめです! ペンギンの見る夢は白い 風にあたる Lilith 歌集 滑走路 かわいい海とかわいくな…

2020年下半期に読んでオススメな11冊、プラスα

フィクション 国内 だまされ屋さん サキの忘れ物 名もなき王国 フィクション 海外 イリュージョン 私の名前はルーシー・バートン ノンフィクション エッセイ 八本脚の蝶 国境のない生き方 私をつくった本と旅 ノンフィクション 実用書 三行で撃つ〈善く、生…

冬のKindle本キャンペーン2020、50%ポイント還元で大変なことに

kindleセール!!! 新刊なのにもうセール? 今回買ったらいいと思うオススメ本 他にもたくさんあったので探しましょう kindleセール!!! よく買います。kindle積みは増やさないようにしているものの、「50%ポイント還元」と言われると見ちゃう。 amzn.to …

彩瀬まる、何から読む?

彩瀬まる、何から読む? 明るい話が好きなら『眠れない夜は体を脱いで』 暗めの話が好きなら『朝が来るまでそばにいる』 違う切り口で 家族小説なら『骨を彩る』 お仕事小説なら『神様のケーキを頬ばるまで』 番外編 「この作家さん、何から読んだらいい?」…

高村薫『マークスの山』を読んだよ

なぜ今『マークスの山』か ていうか読んだことあった ネタバレ少ない感想 みなさんの感想も なぜ今『マークスの山』か ことの発端は、こちらで『マークスの山』を読む会が発足されて snack.elve.club ツイキャスでelveさんに誘っていただいたので、私も読む…

吉本ばなな『キッチン』を再読したので読書感想文

吉本ばなな『キッチン』 あらすじ 感想、注目したところ 吉本ばなな『キッチン』 角川文庫で出ています、吉本ばなな『キッチン』。 裏表紙には「世界二十五国で翻訳され」と書いてあります。2020年、もしかしたら増えてるかもしれないですね。それくらい世界…

今村夏子がおすすめなので、全作品を解説するよ!

(2022/09 更新) こちらあみ子 (『ピクニック』も収録されてます) あひる 星の子 父と私の桜尾通り商店街 むらさきのスカートの女 木になった亜沙 冬の夜(『父と私の桜尾通り商店街』の文庫に収録されています) 【新刊】とんこつQ&A 中編4作の単行本 「…

1冊でもう面白い漫画、7選(1冊で完結、短編集など)

さくっと気分を変えたいなーという時に重宝するのが漫画だと思うんだけど、オチが暗かったら辛くなっちゃうし、そもそも長すぎて手が出せなかったりしませんか、私はする。ハイキュー!!はいつだって一巻から読み返したい。 気軽に読める漫画だからこそ、より…

2020上半期オススメ本10冊(と、おまけ数冊)

上半期の読了本は75冊でした! ののはな通信 宝島 ピエタとトランジ 持続可能な魂の形 君がいないと小説は書けない わたしのいるところ 生者と死者に告ぐ うたうおばけ 神様はいつも両方をつくる ブードゥーラウンジ 今回は特例をつけます。 ・冊数の集計は1…

映画『百瀬、こっちを向いて。』は原作もいいし映画もよかった!青春!!

『百瀬、こっちを向いて。』とは 映画のキャスト 『百瀬、こっちを向いて。』あらすじ 【重要】映画と原作の違い 再読了しました 最後に語らせてくれ 『百瀬、こっちを向いて。』とは momose-movie.com 映画化されていますが、もともとの原作は中田永一によ…

くどうれいん『うたうおばけ』がエモとは違う次元で光るエッセイだった

くどうれいん『うたうおばけ』がすばらしい 試し読みはこちらから その他の色々 くどうれいん『うたうおばけ』がすばらしい 今一番オススメしたいエッセイ! 最近、個人的に「友達って何ぞや?」と思っていたこともあり、突き刺さりました。「友達」ねぇ、「…

彩瀬まるのアンソロジーとかノンフィクションとか

(2021/02 更新) ここでは、彩瀬まるの短編で、作者名義の単著に収録されていないものを集めていきます。 単著について全作品解説はこちら→彩瀬まるオススメ。全作品をご紹介&解説してみる 最初に読むべきは?→彩瀬まる、何から読む? アンソロジー 文芸あ…

彩瀬まる『くちなし』愛のスカートをまとって生きたい。

彩瀬まる『くちなし』が文庫化されてるよ! 「愛のスカート」あらすじ 恋に落ちる瞬間のアホさ加減 ストーキング(収集)の健全さ 季節を終わらせるには「言語化」 才能によって愛を具現化した、あとは二度と触るな 彩瀬まる『くちなし』が文庫化されてるよ…

彩瀬まる『さいはての家』感想。安心と私たちの生活について。

家にいる、ということ 彩瀬まる『さいはての家』 第一話「はねつき」 他の収録作品は 家にいる、ということ 家にいる、というのは、当たり前のようであって実はすごいことなんじゃないかと思う。 だって、そこにいていいのだ。 居ていい場所、なんだ。 会社…

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