3月の短歌
今回もこちらに参加させていただきます!
1.雛
狭い部屋 ケースに並ぶ雛人形 姉と私が繋ぐ手の熱
2.苺
ブランドは気にしてないと言いながら 好きな苺は博多あまおう
3.夕
夕闇も怖くはないよ 夜へ向け 光るまなこを 見開いている
4.ひとり言
にゃーにゃーと 呼ばれていると思ったら コタツで寝てた ひとり言寝言
5.揺らぎ
水中に この手を濯ぎ 透かし見る 揺らぎの中に 過去が浮いてる
6.羊
この一年 過ぎたら次は年女 私の逆襲 羊年以降
7.線
あっち側こっち側なんて 線はない 境目もない いつでも行くよ
8.バク
お願いだ 可愛いバクよ 夢食べて 昔のことは 僕は要らない
9.年度末
「忙しい」みんな言ってる年度末 私はなんだか ただ眠い春
10.信号
「止まれ」とか「待て」とか指示をされたくない 僕は信号のない道を行く
軽く解説
前回に参加させてもらった時、コメントでは猫モノが好評だったけど、引用スターは
8.夜 夜は終わり 新しくなれる 朝が来る 何かを選んで そこに行くんだ
にも多くつけていただいたなー、という印象でした。
あぁそれなら、昔書いていたようなものでもいいのかな、と思ったりしたり。
だから今回は少しセンチメンタル寄りで。
あと、いくつか音楽にオマージュ捧げてます。
6の「羊」で連想したのは「未年」(漢字は違いますが、無理やり…)。で、こちら。我らが林檎ちゃん。さて私も逆襲せねば。
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7の「線」では、私がここ数年ハマっている「テスラは泣かない。」というバンドの最近の新譜『ONE』から
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一曲目の『国境はなかった』を連想。これ、カッコイイんですよ。「国境はお前が引くのさ!」が合言葉。 今回ドラムがいいです。
このアルバム自体がブランキーの
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をオマージュしているような気もしています。ベスト盤にして名盤。
10の「信号」では、前も少し気分が落ち込んだ時に、私がよく聴く7曲くらいで書いたことがあるSUPPER TRAPPというバンドの『中古の円盤』という曲。
よく考えなおしたら信号は歌詞に載っていませんでしたが、精神は通じるかな、と勝手に思ってます。学生時代から聴きまくり、今でも聴いているアルバム。再結成してくださいほんとに。
悲しい顔をしてた 君は遠くを見つめてた
何も言えないまま 僕は君の手を見つめてた中古の円盤を買い取って どこかへ飛んで行こう
よけいな重力がかからない そんな場所を探そう
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今回も楽しく詠めました!文字数の縛りはあれど、面白いです短歌。
前回の短歌記事はこちら。