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自己愛性NPD?演技性HPD?併発していた?

前回の記事はこちら

kimaya.hatenablog.com

↑  ここではこうまとめたけど、正直、

この人の異常さは自己愛性パーソナリティ障害・NPD、というだけでは説明つかないかも?という点が多々ありました。

演技性パーソナリティ障害・HPD

それでちょっと調べていくと分かったんだけど、クラスターB群というパーソナリティ障害は、併発しやすいらしい。

 

クラスターB群とは→

B群は演技的,感情的,または移り気な様子を特徴とする。この群にはそれぞれ際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ症が含まれる:

 

反社会性:社会的無責任,他者の軽視,欺瞞,自分の利益を得るための他者の操作

ボーダーライン:内面の空虚,不安定な人間関係,および感情の調節不全

演技性:他者からの注意への欲求および過度の情動性

自己愛性:自己誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如

パーソナリティ症の概要 - 08. 精神疾患 - MSDマニュアル プロフェッショナル版

 

ここで私が納得できたのは、「演技性パーソナリティ障害・HPD」という分類でした。

素人なりに調べてみます。

NPDとHPDの違いざっくり

自己愛性・NPDにとっての承認=優越感、特別視されること

演技性・HPDにとっての承認=注目・ドラマチックに扱われること

共通:承認欲求は強い、対人関係で混乱を招く

 

私が「この人はNPDだけではなくHPDも併発しているな」と思った言動は、具体的には

  • 泣いてみせる
  • 土下座してみせる(定番になるが、相手が飽きたらやめる)
  • 基本的に誰にでもなれなれしい(店員さんにも態度はいいよ!)
  • 何を言っても白々しく、芝居がかっている
  • サプライズ好き(こっちの希望を聞かない系)
  • 感動しい、感受性が高いふりをする(違和感がある)
  • 自称イケメン?らしく、女性に冷たくした話をする
  • 知り合ったばかりの人を盲信する、かと思えば、すぐ飽きる
  • 人との繋がりを過大評価する(実際より親しいと思い込む
  • 対人関係が原因で仕事をよく変える

などでした。

 

とにかく、なんだか行動が不自然。そういう人はたまにいるけど、こんなに「芝居がかっている」と感じ続けたことは初めてでした。

緊張している時に不自然になる、とかではない。

常になんだかお芝居みたい。

実際にいろいろと演じてもいるんだろう。

 

普段は自己愛的に「上に立とう」とするけど、時に「芝居がかった泣き方・大げさな演出」で人の気を引く。
「特別扱いされたい」+「常に注目されたい」が同居している違和感がありました。

 

NPD単独では説明できない部分が、HPDの併発と考えるとしっくりくる。

 

例えば「共感はいっさいしてくれないけど、情動がないわけではないし、むしろ激しい方?」という違和感。

それはNPDだけではなくHPDも混ざっているから

「自分を演出するための情動なら、過剰なほどに見せる(情緒を見せることがカッコいいと思っている)」

という言動になるんだと思います。

 

「こういうことにすぐ感動しちゃうんだよね」「すぐキュンとしちゃう」という「こんな自分、いいよね」語りが多発。

他の人はいちいち言わないようなことを口に出す。

 

HPDは特に、他のパーソナリティ障害との併発が多いという話もどこかで読んだので、臨床的にもあり得る範囲なんでしょうね。

 

すみません、いくつか調べただけなのにだいぶ語ってしまった。

ここで挙げた具体例が、どこかの誰かの共感を呼べたら嬉しいです。

 

 

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