短歌を詠みます
以下の企画にのっかって、久しぶりに短歌を詠みます。お題はなし、テーマは「夏」。
短歌を詠むこと自体久しぶりですが、とても楽しいです!!
夏の10首
蝉だけが生きてるような午前5時 君が寝てても街は歌って
朝焼けに夏の匂いが加速して焦げつきそうな坂アスファルト
汗をかき声をこらえたあの日から自分を鳴らすすべを知ってる
夢だからこの季節ごと閉じ込める 劣化していく烈火の嘘を
揺らめいた陽炎ならば追えずとも指は掴んだきみのてのひら
夕暮れに染まる玄海気休めに限界と韻踏んで詠んでよ
寝苦しい夜のさみしい足裏を猫に押しつけ生命賛美
炎天下 蝉が問うのは君をなくしても私が生きる言い訳
戻りたい夏があるからパラソルをタイムマシンに見立てて翔んだ
ほしかったものはいつかのすこしさき影がのびたらむかえにきてね
ユリイカ 2016年8月号 特集=あたらしい短歌、ここにあります
- 作者: 岡井隆,穂村弘,清家雪子,鳥居
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: ムック
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