きまやのきまま屋

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『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』は、7月頭に読むしかない(短歌)

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

これ、本のタイトル。まずなによりもタイトルがいいでしょう?

 

私は春頃に読んでいて、いたく感動。読了ツイートはこちら。

 

木下龍也・岡野大嗣『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』読了。7月の一週間分の日付がついた歌集。いいのがたくさんなので初夏に読み返したい。青春っぽさと死についてがテーマかと思ったら、舞城王太郎の掌編2つがまさにそんな感じだった。

 

これがまさに今、7/1から7/7までを、1日に数首ずつ詠むという、なかなか変な試みの短歌集なんです。

 

公式ツイッター

今が舞台だよ、と案内してくれている公式。 

 

作者さんによるピックアップが毎日

作者さんも、日によってピックアップしてくれています。

本には、1日に数首載っているのです。

ファンたちによる、今日の歌ならどれが好き?みたいなツイートもよく見かけます。

 

実は、舞城王太郎が短編を載せているということで注目して読んだわけなんですが。

そういえば、最近遠ざかっていたけど、私も短歌勢だったのです。 

短歌の友人 (河出文庫)

短歌の友人 (河出文庫)

 
淵の王 (新潮文庫)

淵の王 (新潮文庫)

 

『淵の王』は単行本もだけど、文庫も表紙がかっこいいなぁ。 

 

 

この本のオリジナリティがすごい!

感心してしまったことは、

 

  • 1週間を切り取ったこと。
  • 夏が始まる予感に満ち溢れているのにいっそのこと後半では夏本番もかぶせて、男子高校生の閉塞感と圧倒的な揺らぎを乗せたこと。
  • 2人で書いていること。
  • 青春と見せかけて少し暗い。

 

あとびっくりしたのが、タイトルそのままの歌が出てくるんだと思っていたら、本編では変化球なの。そこからよくこのタイトルを思いついたと感動します。

 

さらに、舞城王太郎の短編がとても良くて、なにげない日常なのに思い出にくっきり残るエピソードをただ切り取っている。この作りも短歌っぽいと思います。あいかわらず天才。

 

説明していても仕方がない気がしてきたので、みんな読んで! 

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

 

歌人の岡野大嗣と木下龍也、初の共著。挟込小説 舞城王太郎、装丁写真 森栄喜、装丁 大島依提亜 刊行 ナナロク社

 

 

 

触発されて、拙いものをちまちまアップしています。

 

じっくり考えると韻を踏み始めるので、ラッパーのほうが向いているのかしらと思い悩んでいます!

 

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