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きまやのきまま屋

日常、本、映画、猫のこと。主婦で趣味人のきまやがきままに書いてます。たまにライター。

はてな題詠「短歌の目」、9月も参加します!~裏は見えねど、輝きを追う

カラフルな月たち

photo by Konstantinos Kazantzoglou Momment Capture

 

はてな題詠「短歌の目」、9月も参加します!

tankanome.hateblo.jp

 

1.一錠 飲み込めば全てを忘れ、我狂う青い一錠。今日も眠れず。

 
 
2.おい 季節ごと 襲来しては愛されて のち死屍累々 おいっ子台風
 
 
3.ウーパールーパー あの子ウーパールーパーに似ている!と思って言った。小5の残酷
 
 
4.マッチ 祖国とは、目の前にない場所である。マッチ消すたび線は消え去る。
 
 
5.葉 「たんぽぽがほしい」と駄々をこねさせて 葉脈辿って迷路を作って
 
 
6.月 見上げては、月が欲しいと泣いた我 裏は見えねど 輝きを追う
 
 
7.転 「いつまでも転がる岩でありたいね」「夢か逃避か 分からないわね」
 
 
8.舌 占いで「舌禍に注意!」と言われても 私はいつも 喉が詰まって
 
 
9.飽き 飽きたころ、訪れるのが諦念で、次に来るのは、寂しさと、愛
 
 
10.【枕詞】うつせみの うつせみの世に生きている それだけで 必死でなくても いいはずなのに
 
 

解説みたいな

今月は少し前から書いておいて、しばらく寝かせて見直してから発表してみました。

一度「推敲」をしっかりしてみたいと思っていたので。

そのぶん勢いは削がれた気がしますが、句読点の位置と、「なんだか文章っぽいけどよく見たら短歌」みたいなものができたのではないか、と思っています。1とか、3とか。…そうでもない?

「よく見たら短歌」って、上級者っぽくて憧れます。

 

ちなみに4は、寺山修司のこの短歌へのオマージュ。

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや

 

空には本―寺山修司歌集

空には本―寺山修司歌集

 

3で詠んだウーパールーパーに似た友達は、高校生になった頃にはすっかり美人になりました。お目目がつぶらだったんです。

 

6の「月」ではどうしても、「月って決して僕達に裏側を見せてくれないんだよ、まるで女性のようだね」とドヤった男友達のイメージが強くて…なんだっけ黒夢にそういう歌があったんだよな…と思ったけど、歌詞を調べたら「Miss MOONLIGHT」にはそこまでは描かれてなかったな。なんだったんだろう、あれは。

 

 

そして最近、必死に頑張っている人が多いと思って10を詠んでみました。え、頑張り過ぎじゃないのそれ?大丈夫なの?って思いながら見ています。

 

最悪、ただ生きているだけでいいんだから。死んでなきゃいいんだから。理想とか大義とかは、まずは他の人にいったん任せてみたらどうだろうか。

つまり、そこにいるだけでいいんだから。だからいつでも、なんでも、だいじょうぶだよ。

 

 

人生に生きる価値はない (新潮文庫)

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 【先月の短歌はこちら】

kimaya.hatenablog.com

 

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