きまやのきまま屋

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春の短歌十首

樹木 春らしい感じの緑

短歌を十首詠んだから読んで

春だし、メモが溜まってきたので短歌を発表します。

ガラッと環境が変わって、11ヶ月ちょっとたちました。もうすぐ一年。去年の夏ごろからポチポチと書いていた分です。

 

よく生き死にに言及しているのは、tacicaをよく聴いているからかも?ざっくりいうと私は今までになく健康です。暗いのはスルーしてね。

最近ヒットだった

えーえんとくちから (ちくま文庫)

えーえんとくちから (ちくま文庫)

 

や、

大好きな

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

 

の影響を受けてる雰囲気も…あるようなないような。

 

では、どうぞ。

 

 


寂しさをわさび醤油で食ってやる海を想った初恋が死ぬ

 

 

天井のシミと話して暮れなずむ日々を生きたね日々が死んだね

 


転がって空眺めてる軒下で死ぬまでにいちど黙れかみさま

 

 

どこにでも行ける気がするハンドルに触れているのに居る場所がない

 

 

夕暮れの土手に並んでこの川が海に続くと信じ抜いてよ

 

 

手で掴むべきものがないよるべない夜を渡って部屋に戻るよ

 

 

真夜中のメモ冷蔵庫うなる音こんなふうにも生きていけるよ

 

 

くるくると墜ちていくのは花びらか水車のように回れあぜ道

 

 

コート脱ぎ捨てて走れよ君の街行く手さえぎるビルを蹴散らせ

 

 

春は来てすぐに去るから短くていいから次の話を聴きたい

 

 

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