はてな題詠「短歌の目」 11月
1. シチュー 家庭科でシチューを失敗して以来、カレー好きしか信じられない
2. 声 手を叩き足を鳴らして跳ねながら遠くから呼ぶ声を待ってた
3. 羽 ゆらゆらと落ちゆく羽のイメージが僕の脳裏でゆらり歪んで
4. 信 君のこと信じたいんだいつまでもだから先には逝かないでよね
5. カニ歩き 寂しくて君の寝息を聞きたくてカニ歩きしてそっと近づく
6. 蘭 例えるとあなたは蘭で、私なら?シロツメクサなら春を待たなきゃ
7. とり肌 変わりゆく季節に取り残されてない証拠に僕は鳥肌立てた
8. 霜 霜月に別れた人は今既に二児の父だとFacebook曰く
9. 末 喧嘩して疲れた末になあなあで同じ布団で違う夢見る
10.【枕詞】ひさかたの ひさかたの光が作る階段を登れば雲間、そして宇宙が
詩人・俳人萌えできるオススメ漫画のご紹介
『月に吠えらんねえ』清家雪子
これは、Twitterで「BLじゃんw」って言われてて、でも登場人物が作家や詩人ばかりというのが気になって(題名から分かるように、萩原朔太郎が主人公のモデル)、読んでみた。そうしたらもう、面白くてね。
近代文学萌えと言うのか?とにかく色々や文学者が出てくる。つまり私、燃える、萌える。鼻血が出ます。エロい意味じゃなくて!
これを読んで、三国志が好きな人がそのジャンルの本や漫画で盛り上がる気持ち、分かった気がする。
「あ、この人好き!このあとあの作品を書くんだよね!」「このエピソード使うかー(笑)」「ここ改変するんだ…うまいな!」「やっぱり出てきた><」などなど、知ってるとめっちゃ楽しい。楽しすぎる!
『月に吠えらんねえ』ものすごく面白いな。BLではなく文豪萌えだこれは!
— きまや (@kimaya4125) 2015年11月8日
でも結局わたしは三好達治と中原中也が好きだな…。
— きまや (@kimaya4125) 2015年11月8日
(草野心平の扱われ方がちょっと何とも言えない…シュールで好きでもある)
ちょこっとだけ歌壇も出てきた。まだ2巻までしか読んでいないので、あと二冊楽しみ。

- 作者: 清家雪子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: コミック
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あと最近、もともと好きだった詩をまた読むようになっていて、著書が気になっているのが最果タヒさん。Twitterで見かけたことがあってフォローしたら、詩を書く過程をgifアニメで見せてくれていました。
パソコンで書く人ってこうなんだなぁ、と妙に納得。
詩を書く過程のgifアニメ。昨日あっぷした詩の分。 pic.twitter.com/TIuTIyBpDh
— 最果タヒ(Tahi Saihate) (@tt_ss) 2015年11月7日

- 作者: 最果タヒ,押見修造
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: 文庫
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この企画に参加してらっしゃるみなさんは、どういう環境で短歌を書いているんだろう、と思った。パソコンに向かえば出てくるっていうものでもないだろうし。
私の場合はお題をいくつか覚えておいて、料理しながらやお風呂の中で色々と組み立てている感じ。それをiPhoneにメモして、パソコンでブログ用に清書する。
昔はノートと鉛筆派だった。しんとした、家族が寝静まった居間で、ぎゅっと鉛筆を握って一人で焦る心境。
【先月の短歌】
↓ こちらにいつもお世話になっております。
他の参加者さんたちの短歌も合わせてお楽しみください^^
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