映画にハマっていました
専門分野に入る前の大学(退屈でした)には最低限しか行かなかったしサークルにも入っていなかったので、
けっこうな頻度で映画を観ていました。
当時はまだ「単館シアター」が数多くあって(今はほとんど閉鎖してしまいましたが…)、五月蝿いハリウッド系が苦手な私は、そっちに通うようになり。
今思えば贅沢な時間でした。
心に残っているのもいないのも含め、昔の手帳を見ながら何を観たのかを振り返ってみようと思います。
だいたい当時上映されたものだと思うんですが、いつどこで観たか記憶が曖昧なものもあれば、関東とは上映されるタイミングが違ったりしたかもしれません。
今回はまあだいたい、1999年らへんの映画をご紹介したいと思います。
映画好きの方、お付き合いくださいませ。
では、いきます。
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当時BLANKEY JET CITYが大好きだった私は、ドラムの達也さん目当てで初めての塚本作品デビュー。
初めてにも優しいマイルドな塚本作品でよかったです。
ちょっとマニアックすぎて中心地から離れた映画館だったような?
これで「一人で映画に行く」ことの敷居がぐんと下がりました。(一緒に行ってくれる人が誰もいない、という状況に慣れた)
ラストの意味不明な疾走感が良かった!
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韓国映画。女優さんが超可愛い。ふらっと入った小さな映画館で観たんですが、感動してしまい、次の日も行きました。
その後『シュリ』で主役を務めたハン・ソッキュかっこいい。これは冴えない役ですけど。
日常ヒューマンドラマなんですが、描写が淡々としていて、懸命に働く人や願い叶わず死んでいく人を丁寧に描いています。
地味で堅実な人同士が惹かれ合うんだけどねー、うまくいかないわけですよ。
日本版はなぜか山崎まさよし。
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ヴィンセント・ギャロが駄目男で、ダンスレッスン帰りのクリスティーナ・リッチを誘拐するところから話が始まって、自意識強くて生きにくい男が過去に囚われている、真摯なドタバタ。
トイレで泣くシーンと、ボウリング場で踊りだすシーンがすごく好きです。音楽がかっこよくて有名になってましたね。
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ドイツ映画。当時かなり流行ってました。
「今『ラン・ローラ・ラン』にハマる女性たち」みたいな特集がニュースであってました。今思えばサブカル女子の話題だったのかな。
恋人のためにローラが走る、走る。赤い髪が印象的です。たまにアニメーションが入ったりしてテンポがいい。
ストーリーが凝っていて、途中で「ゲームオーバー…?いや待って!やり直し!」といきなり時間が戻ったりして楽しかったです。
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イラン映画。貧しい家に生まれた兄が妹の靴をなくしてしまって、紆余曲折を経ながら「マラソン大会で3位になれれば賞品の靴をもらえる!」と頑張る話。
社会派ものなのかもしれないけど、普通に家族愛にも感じました。
イラン映画ってたまにすごく評価がいいのがありますよね。ジグザグ道三部作の『友達の家はどこ?』とか。人がひたむきで景色が素朴なんだけど鮮やか。
『ペルシャ猫を誰も知らない』をオススメされてるので、いつか観たいです。
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変態な男子高校生と、嫌がりながらもハマる女子高生。巻き込まれた先輩が一番かわいそう!あの人このあと絶対女性不信になってる!
観た後、「これでよかったのか…」としばし頭を抱えてしまいました。
風景がきれいだなと思っていたら、映画撮影でよく使われる千葉県の町で撮られたそうです。通学路になっていた川岸の町並みが、ちょっと柳川に似てた。
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とにかく豪華な俳優陣。ニューヨークのニューイヤーパーティーって昔から派手で、パートナーがいないと大変みたい。最近では『ニューイヤーズ・イブ』でもそうでした。
細かいストーリーは忘れてしまったけど、相手を取っ替え引っ替えして楽しそう&面倒そうだな!と思ったような。
ベン・アフレックとクリスティーナ・リッチとコートニー・ラブが見所。
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沖縄が舞台の映画。西田尚美が若い。ナビィおばあが可愛い。都会に疲れたら観るといいです、のんびりします。干物化している女性が観ると、恋したくなるかもです。
でも題名が『ナビィの恋』でありながら、ナビィはおばあなので注意です。でも西田尚美も結果的にはよかった。
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浅野忠信が若い!フリーランスの戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の書籍の映画化。
カンボジアのベトナム戦争中に、今まで誰も写真に撮っていないアンコールワットに入ろうとする、その無謀さ?冒険心?
その割に、浅野さんの演技は静かだった。
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私の人生初パトリス・ルコント。モノクロでナイフ投げの緊張感とエロティシズムが素晴らしい。
以後ルコントにハマり今に至ります。『髪結いの亭主』が有名ですが私は『歓楽通り』を推したい。
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これは確か、祖父母が遊びに来ていたので連れて行った映画。
歴史物が好きな祖父母がこれを観たがったんだけど、天神じゃなくて百道の映画館だったから案内を頼まれて、ついでに一緒に観たような。 内容はあまり覚えておらず。
番外編
これを書いている間、前の記事(【映画】男女の友情の形の違いを『グッド・ウィル・ハンティング』と『女の子ものがたり』で考える。 - きまやのきまま屋
)でも書いた『グッド・ウィル・ハンティング』とか、
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なんか女の子友達と連れ立ってウォン・カーウァイをいくつか観たような、とか
父から勧められたイギリス映画好きだったなぁ、家で何回も観たなぁ、とか
色々と心に残っている映画を思い出したんだけど、このへんは手帳に書いてないので高校生の頃に観たのかもしれません。もしくは春休み中?
2000年以降も見直したいけど、長いので一旦区切ります!
きまやでした。