きまやのきまま屋

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保護猫の預かりボランティアもどき日記最終回&猫の預かりボランティアについて

第四匹目・リンリン

猫ボランティアさんの家の庭に夜中捨てられていた、生後4ヶ月のリンリン。女の子。

箱詰めでした。猫トイレの箱でした。なんたる皮肉…。

 

猫ボランティアをしていることを知られていると、たまにこういうことがあるそうです。

殺したくはない、でも面倒を見られない、だからボランティアしてる人ならいいやろ?面倒見てくれるんやろ。って思うのかな?

ただ、箱詰めで空き地に捨てられて発見が遅れるのもよくないので、難しい所。

 

こちら、色々あったのですが…最終的に我が家にお迎えすることになりました!

 

懐いてくれたのが決め手。成猫が好きな私にとって手間はかかるけど、そして多分飼われていたわりにてきとーな扱いをされていたらしく問題もあったけど、可愛いです。

 

ということで、私の保護猫預かりボランティアもどきは、一旦終了することになりました!

家に迎えるとなったからには子猫は甘えさせてあげたいので、しばらくはお休み。

ボランティア仲間たちも、祝福してくれました。

預かりをしているうちに情が移って里親になっちゃう、というのはボランティアあるあるみたいです。

 

ここでは、私みたいに預かりボランティアをしてみたい!という人に向けて書いていこうと思います。

正式所属はしていない&一年ほどの経験ですが、どこかの誰かの参考になれば。

保護猫預かりボランティアを始めるにあたって準備すべきもの

家族の理解
猫愛
猫グッズ(ご飯グッズ、トイレグッズ、キャリーケース)
 
上記3点は必須です。
グッズは貸してもらえるかも?けれど慢性的に足りていないので、持っているに越したことはありません。
家猫のものを流用できますが、家猫のストレスにならないためには分けてあげた方がいいです。
 
猫グッズはこのへんを。これなら長く使えます。
でも、余裕がなければ普通のお皿でも大丈夫。(ご飯用に平たいもの、お水用に深いもの)
ヘルスウォーター ボウル M

ヘルスウォーター ボウル M

 
ヘルスウォーター フードボウル M

ヘルスウォーター フードボウル M

 

 

できればあった方がいい

ケージ・猫タワー
お金
先住猫がいる場合は、住み分けできる環境

環境について 

うちは同居人が猫ケージ嫌い派で、家に置きたくないと言うので、デリケートな猫の預かりは向いてませんでした。反省点。

ビジュアル的に閉じ込めてるように見えるから、という理由も気持ちは分かるんだけど。
最初のうちはケージにいた方が落ち着く猫も多いので(特にデリケートな猫)、私はほしかった!
 
ボランティア仲間から貸してもらうことはできたみたいですが、何匹もの猫が使った後の備品は清潔さに欠ける点は否めず…。
自分で新品を買って自分の部屋に置くぶんには反対されなかったと思うけど、置くスペースがなくて断念。
 
ただ先住猫がいる場合には、新入り猫には数日入ってもらった方が、先住猫のストレスが少なくてすみます。部屋を分けられない場合は特に。
猫タワーを買うならやっぱりペピイでしょうか。我が家にはAmazonのものもあるんですけど、値段は一緒でも頑丈さが違います。 

 

お金について

団体によるので要確認。入会金とかはないよ!!
私の場合は、猫のご飯とオヤツとよくある薬などはもらえたりしました。
途中から必要になって買い足す分と、病院代はこちら負担でした。
 
譲渡会で寄付金が集まったりするので、それで補填したりもするみたいです。けれど通院している猫の病院代が最優先なので、かなり大きな団体でない限り(もしくは病気の猫は引き取らないなど決まりがない限り)あまり回ってくることはないでしょう。 
フード・トイレグッズの方が譲渡会で行き渡る印象。
 

精神論

団体にはたくさん人がいるので、対人コミュニケーションも大事。主に女性と。
そもそも私自身が多少はおかしなところがある人間なので、気は使いました。
「一匹でも多く猫の命を救おう」と燃えている方々は、たまに言葉がきつかったりもします。なんせ綺麗事では物事が動かないので…。
 
自分のペースを保っていられる方が、続けられるかなと思います。
 
そして、具合が悪いとか、人を怖がって逃げまくる猫の心を解凍することに心血を注げるかが問われます。
懐かないと可愛くない!と思う人は、預かりではなく里親向きかな?
 
ガチガチだった猫が甘えてくるようになると、ギャップがあってすごい可愛い!
報われる瞬間です。 

その後の私 

ボランティア団体から一匹新たに引き取って、預かりはいったん卒業してただの猫飼いに戻った私の日常は、こんな感じ。

平和。
 
 
春になって乳飲み子シーズンが始まったので、行き場がなくなっている成猫もしくは生後数ヶ月の猫などをまた預かるかもしれません。
でも、先住猫の負担にならない範囲に留めます。
 
これからは主に譲渡会に顔出して設営とか愛想振り撒きとか、みなさんに差し入れとか、攻撃的な猫の人間慣れ修行のお手伝い(流血コース)とか、そういう形で関わっていきたいと思っています。
 
ここ数ヶ月は、今のうちに成猫たちの家決めるぞー!ってみんな張り切ってました。
冬のうちに保護部屋のキャパ開けとかないと、春に困るからさ。
世知辛いね。(でもけっこう決まった!)

保護猫のボランティアがしたい人へ

これから猫の保護活動がしたい人で、猫扱いに慣れている人には「預かりボランティア」が一番敷居が低いと思います。
行政に届け出が必要なわけではないし。
(保健所やセンターから引き出す立場になるためには、届け出が必要です。預かりは、引き出された猫を家で面倒を見ます)
 
預かりでは、看取りはほとんどありません。看取りになりそうな時は最初に教えてもらえます。
看取りは家猫扱いで、看病しながら溺愛するコース。
これも辛いけれど、冷たい床で死なせるよりは…と言って立候補される方が多いです。頭が下がります。
 
預かりから始めて、ノウハウを知ってから引き出し担当になる方も多いです。
 
 
ここまで色々と書いてきたけど、正直なところあまり明るい話題がなかったかな?と思います。
単純に、「殺処分反対!猫かわいそう!」だけで始めてもいいし、なんなら「猫たくさん触りたいから!」でもきっかけとしていいとは思うのですが。
 
ボランティアをやっているうちに感じるやり甲斐と、それでも全部の猫を救うことはできない葛藤、じゃあ犬はどうするんだとか、心揺れることはたくさんあると思います。
 
むしろ心揺れない人は、狂信的になってしまうので怖いと思います。
一歩一歩手探り、という感じでした。私の場合はね。
だからつい慎重に書いてしまって、明るい面や楽しい面を伝えられてないかも…。
 
けれども、猫ボランティアの明るい面や楽しい面と言えば、簡単なことです。
 
幸せな猫が増えます。
それを見たら、幸せな気分になれます。
それだけ!
 
 
もし興味があれば、地元の猫ボランティア団体を探してみてください☆
 
 
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