こちらの記事を読みました。
漫画『ちはやふる』をご家族で読んでいて、百人一首にハマったそうです。そこから派生して競技かるたクイーンの著書を読んだ、という記事です。あの本が気になる!
漫画や本から影響されて何かを始めて、またそれから違う漫画や本を読む…というサイクルに共感したこともあり、そういうサイクルでハマったことの私の例を書いてみたいと思いました。
ものすごくメジャーで恐縮なんですが、私の場合は「将棋」です。
そうです、こちらです。
それまでは将棋なんてほとんど分からず、どの駒がどう進むのかも全然知らなかったんですけど、『3月のライオン』の意味を分かりたい一心で将棋をマスターしました。
やってみるとかなり頭を使うし、脳トレにいいかもと思います。けれど先手を読んでいくのが苦手な私…。あまり向いていない?と思ったけど楽しかったです。
で、そんなに将棋が強くないと自分で言っていた夫とDSで対戦したりしました。
強くないと言っていただけあって、初心者なのに私が三連勝してしまいました。途中で「…銀って斜めに進めるっけ?」とか聞きながらなんですけどね。
でもそれ以来、夫は対戦してくれなくなって…せっかく覚えたのに誰とも遊べない…。
仕方がないので、知識を生かして他の本を読んでます。
例えば、こちら。
これも有名ですね。そもそも『3月のライオン』の二階堂くんのモデルと言われている村山聖さん、彼についてのノンフィクションです。
大崎善生はけっこう好きでたくさん読んでいたんですが、主に最近のフィクションが好きだったので初期のしかもノンフィクションは読んだことがなかったんですよね。
でも読んでみたらやっぱり文章がいいし、村山聖さんの人生について知ることができてすごくよかったです。
あと、こちらも。
大崎さんは雑誌「将棋世界」の元編集長ということもあり、将棋への造詣が深いです。この本で第23回講談社ノンフィクション賞を受賞しています。こちらもよかった。
あとは、同じく将棋モノ漫画で面白かったもの。
こちらはお子さんが将棋にハマり、つられて母親も始めてみたり、日常のほのぼの系なんですがすごく「将棋愛」について書かれている作品です。
この中に出てくる棋士さんは実在の人も多いみたいで、そういう点でも楽しいです。
南Q太は少女漫画、というイメージだったので意外といえば意外な作風。これは母親世代の女性におすすめです。息子かわいい。
で、そこからまた派生して、以前から気になっていた歌人・枡野浩一さんのこちらまで読んでみたり。
棋士から始まって歌人に流れ着くという…最後の繋げ方が俗っぽくてアレですけど。
で、探したわけじゃなかったんだけどこれも将棋モノだったので、将棋が分かっていた方が楽しく読めるかも。
貴志祐介らしいっちゃーらしい、不条理パラレルワールドボードゲーム…サラマンダーとか軍艦島とか出てくるので、エンタメ好きな人は好きなんだけど文学好きには不評のようです…。私はハマりましたよ!
他にも将棋モノの漫画、小説はたくさんあるみたいなので探してみたいです。
オススメがあったら教えてください!
あと、大崎善生の名前が出たのでどうしてもこれを紹介したいです。号泣しました。
一応シリーズモノなので、『パイロットフィッシュ (角川文庫)』、『アジアンタムブルー (角川文庫)』の後に読んだ方がいいかもしれないけど、これは本当にオススメです(amazonの評価はめっちゃ低いですけどね…)。
きまやでした。「本に触発されてこんなことしました」はシリーズ化したいなぁと思っているので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
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