橙書店(だいだいしょてん)に行ってみたかった
ご存じでしょうか、こちらの本屋日常エッセイ『猫はしっぽでしゃべる』。
タイトル通り、猫好きにおすすめしたいエッセイ。本屋エッセイでもあって、本好きにも。
そして途中で熊本地震が起こり、福岡で揺れを体感した身として、大変さに思いを馳せ直すきっかけにもなってくれたのでした。
ちなみに本日、2019/04/14で、熊本地震から丸3年になりますね。
熊本地震から3年 復旧・復興への作業続く(日直予報士 2019年04月13日) - 日本気象協会 tenki.jp
田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』読了。熊本で橙書店という本屋を営む女性のエッセイ。文芸誌『アルテリ』のこと、店に居着いた坂口恭平のこと、本のこと、昔の思い出と今もそばにいる人いない人。口下手なのかもしれない著者さんの誠実な人柄が伝わり過ぎてくる、良かった。
2018年8月のツイートより
人柄が滲み出ている文章でした。身近に感じられとっつきやすくて、文章がうまい。この人が経営している本屋、となると本好きとしては興味津々です。
橙書店には、坂口恭平が入り浸っているという描写もあり、ほほう、ああいうキャラの作家さんのお気に入りになる本屋さんって更に興味をそそるなぁ、と思っていたのです。
(結果として、常連っぽい人は数人見かけたけどそういえば坂口恭平の顔知らないし、分からず)
また、柴田元幸やら村上春樹やら、橙書店好きな人が朗読会をしたことがあるとか、谷川俊太郎が来たとか。なにかと噂に聞いてます。
ということで。
熊本に行ってきました!
橙書店の入り口
熊本地震の後に移転されたという店舗に向かいます。
土地勘がないため、曲がり角が分かりにくくて。
このハンバーガー屋さんが目印でした。ここを右に曲がります。付近にちらほら駐車場はあるけど、空きが少ない印象。
入り口の看板(?)は、この鮮やかなカラーが目印です!
階段を上って二階へと。
途中には、フリーペーパーコーナー。地元の情報発信が主のようですが、タイミングによっては福岡情報もありました。(この写真の中にも福岡ネタがあります)
もう一つ、階段を昇ります。
こちらがお店の入り口です。猫がいて、ふふっと思う。アルテリのポスターが渋い。
店内 本棚、カフェ
カフェスペースは、けっこう広々としています。窓が多くていいですね。(逆光にしかならないけど…)
窓からは、ほんの少し遠くに小さく、市電が街をゆっくり走っていくのが見えます。そして車やバスや人々。
お店の中には、本棚がずらり!並べられた本が、 天井まで届いてました。
この写真の右奥の壁に、谷川俊太郎の落書きもありましたよ。(言葉的にアレなので載せません)
手前は雑貨コーナーでした。手作りアクセサリーから、石鹸まで細々と。
カフェメニューを注文して、待っている間に読んでいいっぽい本たちが置かれています。写真集をぱらぱらと拝見しました。
風のよく通る、明るい店内。ものすごく気持ちが良いし、居心地がいいです。
窓が多いからか、店内の空気がとても良くて。天気がいいと、昼寝したら気持ちよさそうです(お店に迷惑なので無理)
ご飯もの
クロックムッシュをいただきました!
お、い、し、い!
盛られている野菜もすごく美味しかったです。
アイスレモンティーとセットで。
アルコールも置いてあるようでした。
新刊にサインをいただきました!
『猫はしっぽでしゃべる』の作者さんで、橙書店の店主さんである、田尻久子さん。
私は、橙書店で、これを買いたかったんです。

- 作者: 田尻久子
- 出版社/メーカー: 里山社
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 単行本
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田尻さんの新刊!
お買い上げし、サインをお願いしました!せっかくご本人から買えたので!
熊本には一泊しただけなんですが、二日通ってしまった、橙書店でした。
Amazonで売っていない本を探すのが楽しい。知らない作家さんのエッセイも買ってみました。装丁買いでしたが、面白いです。
橙書店の情報 場所、営業時間
〒860-0017 熊本県熊本市中央区練兵町54
火曜日定休
水~月の営業時間:11時30分~20時00分(日曜は17時閉店)
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