きまやのきまま屋

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文章系の本11冊まとめ!ブログ・考え方・創作など

(2018/06/16 更新)

文章術のオススメ本

2014年に読んだ文章系の本をおさらいする

年末なので今年読んだ本の中からフィクションとノンフィクションで分けてオススメ本をまとめようと思っていたんですけど、ノンフィクションで読み通したのが文章指南本が多かったので、「文章系」でまとめてみることにしました。

おまけ的に「創作系」も2冊。

 

※「2014年に読んだ」が基準なので、刊行は古い本が多いです。

※個人的な好みに基づいた当たりハズレがあります。どこかの誰かの参考になれば。

 

ブログに役立つ系

今年の初め頃に違うブログで書評をいくつか書いていたので、ご紹介。

 

△この本は分かりやすかった!すぐ読めるし、まあまあアタリです。

ブログに限らずレポートなどの文章で困っている人向け。論理的な分かりやすさ大事。

 

 

伝え方が9割

伝え方が9割

 

△これは流行りましたね。本田さんプロデュースだし一時間かからずにさくっと読めるので一読して損はないかと。具体例が分かりやすいので、すぐ使える技術ばかりでした。まあまあアタリ、必須ではない。

 
 
ニッポンの書評 書影
ニッポンの書評 (光文社新書)

ニッポンの書評 (光文社新書)

  • 作者:豊崎 由美
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: Kindle版
 

△ブログで書評を書きたいぞ!と思った時に、いの一番に探して見つけた資料本。文句なくアタリ。

トヨザキ社長はTwitter文学賞の解説とTVブロスの書評が好きで、私にとっては「選書は好みが合うんだけど感想がまるっきり違う」ことがある面白い人。

 

「ガタスタ」(ガター・切り取り&スタンプ・貼り付け)と言われることも多い書評だけど、独自の視点さえあればいいんじゃないかと思います。少なくとも私は読みたい。

 

 

△「伝わる文章」系の本はいくつか読んでるので、ちょっと違うのを!と思って手に取ったビジネス本。結論を言うと微妙な感じ。 ハズレ。

ものすごく初心者で何を書いたらいいのか分からないという人、売りたいものがあるけどうまく売りつけられない、という営業する人向けだったんでしょう。私にとっては、三年前なら勉強になったかも。

 

太字で書かれている

買わせる文章の理想は、中学生でも理解できるくらい「分かりやすい文章」です。(p117)

に共感できる人は、読んだらいいんじゃないでしょうか。

 
知らなかったカタカナ語を2語ほど覚えたので収穫がなかったわけじゃないけど、これなら先に出た『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & language book)』の 方がよかった?と思いつつ、この人の書く文章は平たすぎて面白くなかったです…。
でもブロガーさんでこの本を褒めている人は多いので、使い方次第なのか? 
 

 

調べる技術・書く技術  書影

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

  • 作者:野村 進
  • 発売日: 2008/04/18
  • メディア: 新書
 

△ノンフィクションライターさんが書いたノンフィクション指南本。知らない分野ということもあって私としては読みもの的にアタリでした。

ノンフィクションを書いた体験談がもりだくさんで、考え方から資料の揃え方使い方まであって非常に興味深かったです。「こういう記事ならこの図書館で探せ!」「キャビネットを自作しろ!」「インタビューはこう進めろ!」など現実的なアドバイスが多かった印象。「山根式袋ファイル」は分類に良さそう。

資料をいっぱい使って文章を書く人にお役立ち系。 

 
 

考え方系 

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 

 

 △これは文系理系問わず人生の必読書だと思いました。大アタリ!

古いのに読み継がれている理由は、読んだら分かります。

 

本の中では商品アイデアの話が多かったように思いますが、逆にレポート的なものを書く時に使える技術だと思います。学生の頃こういうことしてたし。

 

記事に書いています: 

kimaya.hatenablog.com

 

 

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△大アタリ!本物の知性とはこういうことだ…と、うっとりできます。至福。

これを読んで、私もウォーキングをしようと思ったんでした(最近できてない><)

 

 

悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜

悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜

 

△岡田斗司夫を今年3冊ほど読みましたが、一番面白かったのがこちらの人生相談本。

これを読むならKindle版がお得ですよ!とあざなわさんに教えていただいたので、Kindleで買いました。電子版付録がついていて、おまけあとがきもあるのでKindleで正解でした。

 

アタリ。こちらは知性というより、考え方の技術の取り扱い方の話。 各ステージごとに思考ツールを変えて説明されているので、相手の論理のひっくり返し方を学べます。

悩み相談なんて相手の視点をひっくり返してあげればいいんだよ、という姿勢。そういう意味では詭弁術っぽい印象。これは折に触れ読み返したい一冊です。

 

 

その言葉だと何も言っていないのと同じです!

その言葉だと何も言っていないのと同じです!

  • 作者:吉岡 友治
  • 発売日: 2014/01/30
  • メディア: 単行本
 

△正しくないかもしれないんですが、笑い転げながら読みました。こういうマジックワードで相手を追い詰めようとする人 いるよねー!っていう。

メタ視点がほしい人、なんか上司の言葉遣いウザい…という人向け。読んで損はない、まあアタリ。

こういうのをちゃんと知っていれば、マルチにもひっかかりにくいかも。

 

 

創作系

書くことについて 書影

書くことについて (小学館文庫)

書くことについて (小学館文庫)

 

以前の訳『小説作法』の時から愛読していたスティーブン・キングの小説指南本が去年新訳になっていて、これを機に読み返しました。消費税増税前に買い込んだ一冊。

人気ベストセラー作家の今までの創作環境を知ることができて、アタリ。ただ、新訳になっただけなので真新しさはないです。でもちょっと読みやすくなってる印象だし、文庫で出ているので前の訳よりオススメです。

 

あとは、スティーブン・キングのオススメ本80冊が載っているのが嬉しい! 

カバー写真を撮ったのがカート・ヴォネガット夫人でもあるカメラマン、ジル・クレメンツさんというのも注目。

 

 

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創作の極意と掟 (講談社文庫)

創作の極意と掟 (講談社文庫)

  • 作者:筒井康隆
  • 発売日: 2017/07/14
  • メディア: Kindle版
 

△まだ半分くらいしか読了してないのですが、創作する人必須な大アタリの気配。現役作家さんも読んでるっぽい。なんといっても帯文が町田康さんと伊坂幸太郎さん!

こちら読み終えたら感想を追加したいと思います。ただ、名作の予感がビンビンするのでラインナップに加えておきます。

 

文章指南本を探すどこかの誰かの参考になれば、と思います。

 

【追記  1/06】

2015年最初のノンフィクションは、こちらを読む予定です。購入済!

Twitter上やAmazonレビューでも評判いいみたいなので、楽しみ。ここ数年、星海社新書おもしろいの多いよねー。

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