最新受賞作は『三つ編み』!!!
第10回 新井賞は レティシア・コロンバニ『三つ編み』(早川書房)です
— 新井見枝香 (@honya_arai) 2019年7月17日
私は何だってできるし、何にだってなれると思いました #三つ編み #新井賞
インドとイタリアとカナダ それぞれに生きる3人の女性の物語
3人とも大好きだ!!! pic.twitter.com/ygsfS0LfdM
ダルちゃんが何か賞をもらったらしい
ネット上で公開されて話題になっていた時に読んだ、漫画『ダルちゃん』。
よかったよね…。スマホ握りしめて泣いたよ…。
福岡の紀伊国屋書店の書店員さんも「2018年によかった本」として推してました。
2019年1月17日現在、Twitterで『ダルちゃん』を検索すると、「新井賞」ってサジェストされます。
RTで回ってきて、なんだそれ?と思ったのですけど、よく考えたら私これ知ってました!
第9回新井賞は
— 新井見枝香 (@honya_arai) 2019年1月16日
はるな檸檬さんのコミック『ダルちゃん』①②です! #新井賞 #ダルちゃん #はるな檸檬 #町屋良平 #芥川賞
新井賞が小説じゃなきゃいけないなんて誰が決めたよ pic.twitter.com/qW6FIQ2KmR
新井賞とは?
ネット上では、特設サイト(公式のはず)は第7回(2018年2月)までしか見つかりませんでした。東京の話だし、情報が入ってこないよ-。
文学賞の世界にはありました、さすが。
今までそんなに興味を持っていなかったのですが、今回『ダルちゃん』が受賞したことと、私が昨年この本を読んだことによって、大注目の賞になってくれました。
これが、大爆笑エッセイだったんですよ!
このタイトルで「書店員の日常エッセイ」って言われたら雰囲気よさげ系かと思うでしょ。丁寧に暮らしちゃうのかとちょっと思うよね。
でも、帯でジェーン・スーが書いてる通りに、型破りでした。
面白すぎて母親に貸しました。母親も感心していました(?)
そして私と同い年でした新井さん。親近感。
新井賞ってつまり、この新井さんが好きな本を選ぶ、という趣旨の賞のようです。分かりやすい。
カリスマ書店員さん推薦、ということですね。
しかもあの、しっちゃかめっちゃかな(失礼)エッセイ書く方ですからね。おもしろくないわけがないでしょう。あの文章を書く人が選ぶ一冊、気になる!
新井賞受賞作品からオススメ
読んだことがある作品だけですが、紹介させてください。
第一回からして千早茜なの、うわ~さすが同世代女性だよ~って感じます。
『男ともだち』、千早茜の作品で一番印象に残ってるかも。2014年の直木賞ノミネート作品でもあります。
千早茜はデビュー作から3冊続けてそんなに好きじゃなかったんですけど(ごめんなさい)、このへんから、あぁこの人は綺麗な文章書くだけの人じゃないんだな、と思いました。そんなエポックメイキングな作品です、私の中で。
関連記事→千早茜が王様のブランチに出てましたね!今大注目の女性作家さんです。 - きまやのきまま屋
第三回は、辻村深月。
辻村深月って愛が重めとかメンヘラ青春とかミステリ風味とか、いろいろ特徴あるけど、母娘モノを書かせたらヤバイ、というのが定説で。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』でとっくに気づいていたそんなことを、ここで再確認させられます。
しかもこれ読んだら分かると思いますが、全部の視点を書いてるんです。構成がすごい。
話の印象としては出来過ぎている感がありつつも、静謐さを感じる内容でした。
で、
第四回に角田光代を挟んで(未読作品でした『坂の途中の家』)、からの、
第五回が彩瀬まる!
彩瀬まるについては、またゆっくり書きます!
こちら『やがて海へと届く』は2月に文庫になるはずなので要チェック。
関連記事→彩瀬まる『骨を彩る』を読むなら秋だ。つまり今。 - きまやのきまま屋
そして、第九回がはるな檸檬『ダルちゃん』です。急に漫画きました。
こちらに出てきていた短歌集、
が最近、文庫になったらしくて気になっています、って書きながら今ついAmazonで買いました。ポチり癖が怖い。
先週ajiroでこっそり探したけどなかったんですよね。その後に入荷したみたいでした。
ベストセラー1位って書いてあるから、これは下手したら売り切れるぞ!?
これからも新井さんを追いたい!
新井さんのエッセイ、もう一冊も読んでみようと思います!
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