きまやのきまま屋

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結局は暗い独白しか書けないということ。

(※暗いので注意。自分のための文章です)

 

今朝は起きた瞬間になんだか寂しい気分になってしまって、でもまあさっぱりした寂しさだったので取り乱すほどでもないかと判断して頓服の薬を飲んでから読書に入る。

 

本当は今ざくざくと減薬中なので頓服とかも飲まないほうがいいんだけど、このままこじらせてしまうよりはいいかと諦める。

 

もしかしたらこの気分は減薬そのもののせいなのかもしれないので、ちょっと冷静に様子を見なければと思っている。

一時期は75mg飲んでいた薬を5mgまで減らせているので、何があってもおかしくはないと思う。

 

こういうことを書くと読んだ人からは「情緒不安定なやつだ」とか「メンヘラが」と思われるんだろうということも頭では理解しているけど、それはそれで仕方がないことだとも思ってしまう。

 

これでも私は以前よりはずっとまともな人間になったのだ。

それでもこれだけおかしいのだからこれはもう私の精神のデフォルトなんだろうと思う。

 

もしかしたら、昨日読んだ本で父親のことを思い出したからかもしれない。

父親が貸してくれた本はとても父親好みで、読み終わってニヤニヤしてしまった。

その時は懐かしく嬉しい気分になったのだけど、しばらくたつと小さい頃からのことを少し思い出した。

 

端的に言って私はファザコンぎみなところがあるので、周辺の流れに逆らってまで父親と一緒にいようとは思っていない。

今は夫婦単位で暮らしていることが自然だと思っている。

女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

直接的に寂しい気分になってしまった原因についてはちょっとここでは書きたくないんだけど、本を読み終わってちょっと落ち着いたら何かを書かずにいられない気分になって、何を書くかとするともうこの気分について書くしかないしそれを避けては通れないんだけど具体的なところは避けておく。

 

けれどその原因というのも、単なるきっかけにすぎないのだ。

 

小さかった頃から感じていた違和感、数年前から積もっている葛藤、去年から起こっている周辺の不和、そういうものはもう諦めて猫を愛でて本を読んでたまに仕事をして暮らしていきたいと思ってはいても、自分の気分や深層心理までコントロールすることはできない。

私にはできない。

今のところできない?

私だからできない?

それがどちらかはちょっと分からない。

 

30歳過ぎてからちょっと気分が楽になったように、もうちょっと歳をとればもっと大丈夫になって神経が図太いおばちゃんになれるのかもしれない。

私はそうなりたいと思っていて、でもどういう方向に努力していけばいいのかは分からないで今はとにかく冷静に、静かに、あまり深く考えすぎずに自分の平穏を保っていきたいとだけ思う。

それが正しいかどうかは知らない。

それでも混乱して元に戻ってしまうよりはいいんじゃないかと、それだけ。

 

ところで私はTwitterで自分よりも混乱している人のツイートを読むのが好きだ。

 

彼らは自分の存在意義に悩んだり、自意識を持て余して縋るように本を読んだり音楽を聴いたりしている。

彼らに比べたら自分がまだマシだから、という意味で読みたいのではなくて、誰でも一緒だよなと思えるから好きだ。

 

そうだ、誰でも一緒なのだ。

 

それでもその人が本格的に危うくなっておかしな発言をするようになると途端に読めなくなってしまう。

引き摺られてしまうから。

私は私の平穏を守って暮らしたいと思っているんだけど、人の文章を読んだ程度で簡単に壊れる程度の平穏でしかないのだ。

 

けれど一方で、私は仕事を頑張っている人のツイートを読むのも好きだ。

私にはできないことをやっている人が何を考えているのか知りたいし、どういう気分で働いているのかを知りたいし、応援したいと思っている。

けれどどう考えても迷惑なので直接に応援の気分を伝えることはできない。

その人らは私が応援しようがしまいが、きちんと働いて人と関わって悩んだりしながらでもやめようとはしていない。

私に何が言える?

友達でもなくあったこともない人たち。それでもたまに話しかけると喜んでもらえたりするので、こういうネットの緩い繋がりというレベルで保っていくのが正しいことなんだろうと思う。

 

一度はその中から「この人には会ってみたい」と思える人もいたのだけど、色々な事情とタイミングが合わなくて会うことができなかった。

けれど事情を考えたら彼女の気分も分かるしそうするしかなかったことも分かる。

 

それで私はもう、ネット上のことに人との関わりを期待するのはやめた。

 

それならリアルの友達に関してはどうかというと、もっと酷くてこれも書きたくない。

親友だと思っていた人に親友だと思われていなかった、もしくは親友らしい振る舞いをしてもらえなかったこと。

それだって彼女の現状を考えたら仕方のないことなのだ。

これを彼女にどうこう言いたくはないしそもそも時期が外れすぎていてもう口に出すこともできない。

 

けれどそれさえも、この寂しさの原因の一つに過ぎないのだ。

 

問題は、重なってしまって参ってしまっているということ。

だからこれはどれかその原因や遠因になっている人に訴えてもどうしようもないことで、自分の中で片付けいくしかないことなんだということは分かっている。

結局は、自分の問題にすぎないのだ。

 

だから私はただ本を読み、猫にかまって仕事して気を紛らわすことが正しい振る舞いなんじゃないかと思っている。

これは本当に正しいだろうか?

 

でも誰にもぶつけたくないし人の人生の邪魔をしたくない。

 

そのせいでこういった文章を書いてしまって読んだ人に不愉快な気分を味あわせてしまう…というのはまた問題ではあるけど、でも読んでいる人には「読まない」という選択肢があるので、私が身近な人に「私の話を聞いてくれ」と言う時の強制感からは免れることができるんじゃないかと思う。

それが免罪符になっていて、私はここに好きな文章を書いている。

自分の気持ちを。

 

まあ結局、私が自分の気持ちを述べ始めたら暗いことを言い出すのだ。

一つ前のエントリーで書いたそのままだ。

考えすぎるとロクなことはない。

それでも寝起きの気分よりは回復しているから、この文章が書けている。

 

そしてそろそろ書き終わろうかと思っているので、これを公開すべきかどうか迷うくらいの判断力が蘇ってきた。

でも多分公開してしまうんだろう。

 

自分が感じていることを黙殺することは、自分の体を傷つけることとどう違う?

私はどちらもしたくないし、自分だけでも自分を守っていたいと思っている。

 

私は私を殺してしまいたくない。

 

 

朝起きて、舞城王太郎を読んだ。

前も読んだけどその時はピンとこなかったそれが、けっこう分かってしまったのでやっぱり読書って楽しいな、と思った。 

短篇五芒星

短篇五芒星

 

お父さん、私はお父さんのことをこの世の王様だと思っているよ。でも私は三番目の娘じゃないから、コーディリアにはなれないよ。

 

だからせめて非常に限定的な探偵になって、自分のことは自分で解決できるように頑張るよ。

 

あー、好き勝手書いて本気ですっきりした…。

ここまでお付き合いしてくれた人がいたら、ありがとう。

お昼ご飯にはラーメンを作って食べよう。私、ラーメン作るのうまいのよ。

 

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