SATCを観ている
いや私も、今更wとは思う。でも私は今、『相棒』は2018年放送分を観てる(こないだ元旦スペシャルで青木君がサイバー課に帰っていった)し、次はガンダムの続き観る(いわゆる「ファースト」の映画になったのまでは観た)
コンテンツを追い続けて生きている。
シーズン1からプライムビデオにあって、全部無料で見られるので、「あぁもう俺は何も考えたくないね!」という気分になったときにじわじわと観ていた。
※2021年春、アマプラ無料になくなりましたね。。。
私アニメだと情報量が少なくて寝ることがあるので、気を紛らわすには3次元がいいんですよ。で、平和に生きたいから人が死なないものがいい…っていう気分になると、あらぴったりSATC。
見始めて一年半たった。
うん、とにかく長い。
で、最初の方は「古いね!さすが98年!」とか「サラ・ジェシカ・パーカーは果たして『美人』なのか…?見慣れると可愛いが…?」とか「NYのファッション自由過ぎない?」とか醒めつつ苦笑しつつ見てたんですけど、
シーズン4から、なんか面白いんですけど!!!となっています。
※(長いのでしばらく読み飛ばしてほしい)
私はたぶん、主人公の「運命の人」的なビッグが好きではなくて、それでハマらなかったというのもあると思うけど、あいつずっと出てくるのね。なんやねんあのゴージャス感。眉を動かすな眉を。
というか、誰にも固定の男がいないときの方が面白い、そしてそれを経て色々なことに気がついて…という流れなので、シーズン3~5が本当に面白かった。で、今シーズン6の途中なんだけど、これたぶん着地点は面白くないんだろうなぁ。。。映画だけ前にテレビでちょっと見たけど、結局あの男と「結婚」して終わる感じでしょ?これだけ色々話題になっといてラスト結婚なのかーい、見てなくてよかったー、と当時思ったんですよね。待ってアメリカの最先端のラストがそれって何、大衆化?
いやほんと、最初の方は変に尖ってるしみんなうるさいしで、若いころに観なくてよかったなーとしみじみしていたくらいなんだけど、途中からよくてね…あれ、私エイダンが好みなのか?
それに途中でみんな36歳とかになるのリアルね、と感心している。(人によっては45歳になる)
色々な人がいて、博物館みたいで面白いよね、私はADHDジャズマンの回でずっと爆笑していた。ここ一年で一番笑った…その後にいいシーンで『FLY ME TO THE MOON』が流れるたびに爆笑する病にかかるほど笑った。
エピソード的にはシャーロットが結婚して~ミランダが子供を産んでしばらく、のところが一番楽しく観られた。ここらへんが面白いからこそ、着地点きっと的外れだろうね…という予感しかない…ここで終わっててくれ…。
憎まれ口を叩いているけど、シーズン6でビッグが手術した時とスティーブが『君しかいない』って言った時は泣いた。
※(そろそろ読んでほしい)
細かいことはいいとして、興味があって時間がある人は観ていただくとして、私が思ったのは、「意外に『今』だな」ということ。
1998~2004年に放送されたドラマなのに、今なの。
友達なのに私をジャッジするの?
とか、
最近どこも禁煙ばかり!
とか、
ビリヤニ美味しい!
とか、
連絡がない男は単純にこちらに興味がない!
とか、
登場人物が咆哮していて、え、これって今だ、と思ってびっくりしたんです。ねぇこれここ数年の日本じゃない?この咆哮、半年前にも聞いたやつ。
待って、もう2000年ごろからこんなこと言ってたのか、知らなかった、恥ずかしいぞ。いやー、アメリカってすごいな…真理はいつまでも変わらない…。
(見終わったのでここから追記)
映画二本まで見終わりました。
一本目まで見た時の感想、他の方が完璧に書いていらしたので思わず呟いた。
映画1まで見て感想を探してたら良いの見つけた。すごい熱量で書かれてる&完全同意!あらゆる夏にあらゆる女が似たようなこと思ってるのね…(私は主にスティーブのヘッポコさを愛でた)
— きまや (@kimaya4125) 2020年8月31日
映画『セックス・アンド・ザ・シティ』を振り返ってみる|TSUKASA @tsscarlett https://t.co/RioMIvP1WA
一気に見てしまったのでドラマ版と映画の区別を忘れそう…
ドラマ版の最後の男がキツかったので、それならもう元彼でいいよ!と思ったのはみんな一緒だよね!
パリまで迎えに行くだけで、相手の男と対決すらせずホテルの床に落ちてる女を拾って帰ればいいだけなんだもの、この脚本ビッグに甘いぜ。(仲良しすぎる二人はとても微笑ましい)
酷評されているという映画、意外におもしろかったですよ。異世界だと思ってみればいい。
一本目についての感想は本当に、上記の方のnoteでしっかり描かれていた。
二本とも観たあとに私が強く思ったのは、私はミランダになりたいしサマンサを師匠と仰ぎたいしシャーロットと50時間ノンストップでお喋りできる自信があるけど、
キャリーに実生活で関わりたくないですね。
いや、私はパリに移住しようとしたことも結婚式をドタキャンされたこともないけど…でもちょうど同じくらいの年齢での、これらのエピソードへの対応で、
キャリーそれは間違ってるぞ???
って言いながら観てた。その態度はないぞ???
あと「あなたは大丈夫!」でのゴリ押しがひどい。
いや、断罪してはいけない。キャリーの本当の良さが分かるには親友になるか男になるかしないと駄目そう。視聴者という立ち位置じゃちょっと、彼女の人間性の良さが分からん。
というのが、視聴者としてノンキに思ったこと。
映画二本目もコミカルでよかったし、エイダンがアホな終わり方するのもよかった(一瞬ですべてをブチ壊せるのが人生!)のだけど、
結婚はする、子供はいらない、ちょっと浮気はする(後悔もする)、指輪はもらう、話し合う喚く遊ぶ、介護はナシ、って、キャリーの背負わされた「自由なNY女」像が、盛りだくさん重すぎるだろ。
「全てを手に入れた」像としてシャーロットでは不満なの、アメリカの人たち…?
結果、ものごとを背負わされすぎたためにキャリーの性格が破綻しているのが、脚本そのものの業だな…と思った。
あれだけの知性を示しつつ行動は奇抜なの、サラ・ジェシカ・パーカーじゃないと演じきれなかったのではないか?と思うので単にサラがすごい。
(でも映画館で見ていたら私も怒るかも)
その他のNY
最近ではブルックリンものをよく読んでいたので、ニューヨークすごいな…と改めて思いました。
ブルックリンは楽しそうだけど、マンハッタンは怖いのか。いまいち地理が分かりません。
映画『私がクマにキレた理由(わけ)』観た。新卒でエリート街道を進むことに躊躇して、ひと夏だけとNYのお金持ちのナニー(子守)をして困り果てるスカヨハ。これぞ五番街!「原住民化」なんかは納得だけど全体的にもっと深掘りできるテーマだろうと思う、私にピンとこないだけかも。
— きまや (@kimaya4125) 2020年8月13日
これは切り口は面白いと思ったけど、フィクションとしては面白くなかったなぁ、半端な恋愛要素ない方がすっきりしたかも。 着地がインテリすぎる!
あと最近、これぞアメリカ、なものに心底ハマっていて、とても奥深い。 曲なんだけど。
ノリだけで弾き語れるようになったYour Best American Girlhttps://t.co/B801w8gw0h pic.twitter.com/8fPqgHSNYI
— きまや (@kimaya4125) 2020年8月24日
この曲は、この映画でいい使われ方をしているので、すごく好きになってしまった。
↑ この映画はベタによかった。現代もので肩の力を抜いて親子モノになった『シング・ストリート』みたいな。
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