きまやのきまま屋

日常、本、映画、猫のこと。趣味人のきまやがきままに書いてます。ライター兼ブロガー。書籍と取材を元に記事を書きます!

実家の断捨離、物の移動によって新しく生まれる価値

片付いた部屋のイメージ

実家を断捨離することに!

1つ前の記事でも書きましたが、絶賛実家を断捨離中です。

どうして断捨離することになったのかというと、私が夫と別居して出戻りするからなんですけど、それは置いておいて。

 

老親が暮らす家を片付ける、というのは、これからのアラフォーにとって(その前後の年代の人にも)大きな課題なんじゃないのかなー、と思ったので、もう1記事書いてみます。

 

物は循環してこそ価値を保つことができる

私は、本や物というのは、それを持つに値する人が必ずいると思っています。

それが本当に好きな人、集めているマニアの人、研究に使う人。実際的に必要としている人たち。

 

もちろん私も私の親も、その物や本を欲しくて買った人たち。最初は本当に必要としていたんですよね。

ただ、人の趣味嗜好は変わるもの。そして人は歳を取るもの。

最近は少し好みじゃなくなったなぁ…とか、もうこれを使う機会が減っているなぁ…とか、出てきて当たり前ですよね。

 

本の場合

本で言うと、古い版の夏目漱石全集とかOEDのゴッツイのとか昔の少女漫画全巻とか。

もうこれ読まないかも、と思いながら本棚にとりあえず置いておく。これ、いわゆる「死蔵」になります。

思い入れがあるならいいんです。私もいくつか捨てられずに取っていて、たまに読み返してます。

 

でも、もう手にも取らずに「捨てるのは忍びないけどちょっと邪魔だなー」なんて思われながら保管されていて、それが果たして、本のためになるのか?

本当にその本が好きで必要で、今後の人生に活かせる人が他にいるのなら、ずっと我が家に置いておく必要って、ないですよね…。

 

ブランド物の場合

本じゃない話をすると、例えばうちにあるHarrodsやagnes bのテディベア。独特な柄で、好きな人は好きなはず。

ノベルティだったり型落ち?だったりでもう手に入らないモデルもあるし、それってもしかして、分かる人だけ分かる貴重なものなのでは?と考えてしまい。

 

我が家で埃を被っているくらいなら、もっと大事に管理して愛でてくれる蒐集家の人がいるのでは?と思います。

 

ブランドバッグもそうですよね、私は元からあまり持っていないけど、あの年のあの型のバッグが欲しかったけど当時買えなかったから、中古でいいから手に入れたい!という人がいてもおかしくない。

当時は買えなかった、その思いがある人こそ今必要としているのかもしれない。

 

ガジェットは若い人に?

また、なぜか父がホイホイ買うガジェットなんかも。例えば電子辞書。私も古めの白黒のを持っていたので、なんか実家に6つくらい集合しちゃって。

 

これも、世の中の流通に乗せてしまえば、「新しいのじゃなくてもいいから最低限の辞書が入っている電子辞書が必要」な場面にいる…学生さんとか?が、中古をリーズナブルに買えるなら、とてもいいと思うんです。私が学生の頃にほしかった。

 

ギターやバイオリンも、きっとそう。

 

洋服は?

洋服は…ブランドものであればブランドバッグと同じで、ブランドものじゃないならもっと簡単な話で、古着が好きな人とかいますし。

もう着ないなーって燃えるゴミに出しちゃうと、服はそこで終わり。

でも買い取りのところに持っていけば、誰かにまた着てもらえる可能性がありますよね。

洋服は簡単に寄付できるところもあるんでしたっけ。

 

親を説得するには

実家の母の日 カーネーション

うちの親に上記のようなことを切々と訴えると、だいぶ賛同してくれて。

親の場合は「中古でもお金になる」というのもかなり魅力のようですし。更に、邪魔なものは引き取ってもらえるだけでもありがたいから娘がその手続きをやってくれるなら全部任せる!みたいに言ってくれました。

 

もう1つ親に言ったのが、「これからの人生、好きなものだけに囲まれて暮らしなよ」ということ。

「空間って大事だよ、いらないものは捨てて空間を開けてみて、それからまた好きなものを集めたらいいよ」「ごちゃごちゃ物を置いている部屋で寝ていたら、体に良くないよ」など。

 

2人の娘が残していったから…という理由でいつまでも富士見ファンタジア文庫やら他のマイナーな漫画と一緒に寝る必要はないんだよ、と。

(姉はいつか引き取りに来るらしいので、捨てられないものもたくさんあるんだけど…お姉ちゃん本当にCLAMPまだいるの?!)

 

また、断捨離で大きなネックになる「これはまだ使える」問題。

こちらは「孫くんには新しいの買ってあげた方が喜ぶんじゃない?」で、ほとんど説得できました(笑)

最近の商品の方が軽くて使いやすいだろうし(バドミントンのラケット、ボール)、好きな戦隊キャラの絵柄のものの方がきっと好きだよあの子は、と。

 

「あなた着なさいよ」攻撃はありますが、「自分で自分の好きなものを買うから大丈夫だよ、今はもう流行違うし」でなんとか!

 

「こんなんもういらんやろ?!」って詰め寄るより、楽しくなれる方向に話を持っていくと、母親もあっさり色々捨ててくれました。私の部屋を作るためでもありますね!ごめんね!

 

「捨てなよ!」って言うより、お互い気持ちよく断捨離できたかなと思います。次は何買う?お姉ちゃんが帰省した時にどんな部屋になってたら喜ぶかな?って、とても楽しい話題。

 

反面教師もあった

生活に花を

実家には、祖父亡きあと同居を始めた祖母がいます。その祖母がね…祖父の使っていたものを捨てられない人で…。

もうすぐ祖父の17回忌があるのに、祖父の服がまだまだ納戸にあるという噂です。(開かずの間)

それを片付けないと場所塞ぎではあるんですが、ね。おばあちゃんは捨てたくないんだって。で、母親がプリプリしてたのがここ10年くらい。

 

でもそういうのはもう、気が収まったとか、祖父の思い出が薄れてきた順番に捨てていくしかないよなー、と思って。

「もうおじいちゃんのは捨てて!」ってヒステリックになる母をみて、ああ私はこういうふうに親に詰め寄るのはやめたい…と、前から思っていたんです。

 

 

だから今も私は「おばあちゃんがとっておきたいなら、とっておこう」派ではあります。が、おばあちゃん最近ちょっとボケつつあるので、何が大事がよく分からなくなってきていて。

だから、何か祖父の遺品が出てきた時に、思い入れがあるかないか聞いてみます。そうすると「うーん、でも確かにもう古いわね」とか、ちゃんと判断はしてくれます。「いつ使ってたか忘れちゃった、そんなの持ってたっけ?」レベルのものは、少しずつ処分させてくれます。(大前提として祖母は私に甘い)

 

それでも「これはおじいちゃんがいつも持ち歩いていたから」とかいって、男物の黒い古い財布は手放しません。それがボロボロになってるから私が数年前に贈った小さめの可愛いがま口財布なんて、見向きもしません(大事すぎて使えない!って言われる、笑)

 

個人の経験ではありますが

正直なことを言うと、遺品整理で時間を取られるのは避けたいものですよね。なので事前に色々したい。

それに加えて、物は流通させて他のところで大事にしてもらいたい。

更に、別にいらないんだけど…みたいな物より、好きな物に囲まれて暮らしてほしい。

 

そんなことを考えながら、実家の断捨離をしていました。

雛人形やクラシックギターや羽子板や背広や本や昔のVHSなど、たくさん処分ました。

 

捨てようとして奥の方から出してきたスーツの一枚を見て父が、「これは俺のかーちゃんが一番最初にオーダーメイドで作ってくれたやつ。高校の時に作ってもらって、大学入学してからもしばらくずっと着てた」と言い出して、そのかーちゃんはその後早くに亡くなったので、じゃあこれは取っておきたいだろうねー、と避けていたらなんか父がゴソゴソその場で着て、「お、意外と入った!」と喜び。

ズボンだけですが、最近また着るようになりました。これも、押入れに死蔵していたら出会い直せなかったものかも。

 

実家の断捨離をするなら、話しながら、思い出は大事にしながら、が、スムーズにいくコツでした。 

事前に読んでいたこちらのムック本、とても参考になりました。インタビューで「コントロールしようとしてくる親も断捨離しちゃった☆」みたいに書いてあって震えた…。 

 

 

 

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