(2023/02 更新)
ここでは、彩瀬まるの短編で、作者名義の単著に収録されていないものを集めていきます。がんばって更新しますけど、もれがあったらすみません!
単著について全作品解説はこちら→彩瀬まるオススメ。全作品をご紹介&解説してみる
最初に読むべきは?→彩瀬まる、何から読む?
アンソロジー
アンソロジーとは、短編集という意味。ここでは、数人の作家さんが同じテーマで短編を書いて、一冊にまとめられた本のことを指しています。
彩瀬まるは、アンソロジーにもたくさん載っているんですよ!
全部は読めていないので、感想がないものもあって申し訳ない。収録されている短編のタイトルが分かっていないアンソロジーもいくつか…。タイトルを調べたら書いていきます!
文芸あねもね「二十三センチの祝福」
「二十三センチの祝福」という短編が収録されているのが、文芸あねもね。こちら読みまして、けっこうさわやかな印象です。靴にまつわる物語です。
短編なのに構成が素晴らしく、華麗に立ち直れます。
3.11の後、「今、自分たちにできること」をしようとペンを執った10人の女性作家たち。そして2011年7月、その想いは全額寄付を目的としたチャリティ同人誌へと結実した。電子書籍から生まれた、再生への希望きらめく小説集、待望の文庫化。
※新刊に収録されます!
あのころの、「傘下の花」
女子高生アンソロジー『あのころの、』 には「傘下の花」。
- 作者: 窪美澄,瀧羽麻子,吉野万理子,加藤千恵,彩瀬まる,柚木麻子
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2012/04/05
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
明日町こんぺいとう商店街「伊藤米店」
「伊藤米店」が載っているのは、
このシリーズはいくつかあって、
明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語「川平金物店」
明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語 (ポプラ文庫 ん 1-14)
- 作者:寺地 はるな・蛭田 亜紗子,彩瀬 まる・芦原 すなお,前川 ほまれ・大島 真寿美・山本 幸久
- 発売日: 2020/03/05
- メディア: 文庫
明日町こんぺいとう商店街3「赤城ミート」
中身を確認できていないんですが、名前が載っているので要チェックです!
運命の人はどこですか?「かなしい食べもの」
恋愛アンソロジー『運命の人はどこですか?』には、「かなしい食べもの」。瀬尾まい子と西加奈子もよかったです!
運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫)
- 作者: 飛鳥井千砂,彩瀬まる,瀬尾まいこ,西加奈子,南綾子,柚木麻子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
新刊に入っています!
だいたい短編集は最初に書いた一話が全体のトーンを決めて引っ張っていってくれます。『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』では「かなしい食べもの」でした。2013年初出のかなり初期の作品で「不思議な手応えの話が書けた」と印象に残っていました。その不思議な手応えを、一冊分書けて幸せでした。
— 彩瀬まる (@maru_ayase) 2020年5月21日
3時のおやつ(タイトル不明…)
こちらも食べ物系
手元にないのでタイトル不明です…。今度買います。
きみは嘘つき「花が咲くまで待って」
『きみは嘘つき』には、寺地はるなさんの短編も載っています。こちらも女性作家さんばかりですね。
【関連記事】
きみのために棘を生やすの「かわいいごっこ」
恋愛官能小説アンソロジー『きみのために棘を生やすの』 。収録作品は「かわいいごっこ」。
本を見つけられなかったのでKindleで買いました。千早茜もいいぞ。
- 作者: 窪美澄,彩瀬まる,花房観音,宮木あや子,千早茜
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/06/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
同じメンバーで、同シリーズ?略奪愛がテーマだそうです、読みたい!
- 作者: 彩瀬まる,窪美澄,千早茜,花房観音,宮木あや子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/03/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
怪を編む「甘い種」
ほんのきもち「きらきらゼリー」
異様に豪華メンバーで、人がたくさんな『ほんのきもち』には、「きらきらゼリー」。
- 作者: 朝吹真理子,彩瀬まる,いしいしんじ,乾ルカ,オカヤイヅミ,甲斐みのり,鹿子裕文,木皿泉,今日マチ子,小林エリカ,坂木司,桜木紫乃,佐藤ジュンコ,平松洋子,藤野可織,文月悠光
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
『ほんのきもち』小さな贈り物をテーマにしたアンソロジーです。登場する贈り物には、西淑さんがフルカラーで描かれた目の眩むような豪華な挿絵がついています。クラシックな菓子箱みたいな装幀も、中のページも、すみずみまで美しく、この本が一つの贈り物みたいです。巻末にはおいしいものリストも! pic.twitter.com/jQTROVxcuB
— 彩瀬まる (@maru_ayase) 2021年1月8日
私は「きらきらゼリー」という、なんの意味もないんだけど、知りあいにゼリーをあげたい青年の小説を書きました。他の方々の贈り物エピソード、端整でどれも楽しいのですが、藤野可織さんの「きれいな靴下」が特にきらびやかで素敵でうっとりしました。いいなあ!私も自分に高価な靴下を許したい。
— 彩瀬まる (@maru_ayase) 2021年1月8日
鍵のかかった部屋「神秘の彼女」
密室ミステリアンソロジー『鍵のかかった部屋』には「神秘の彼女」。
島田荘司がいますね…!メンバーががっつりミステリ寄りで、ここに彩瀬さんが入っているの意外に思ってしまいます。読みたい。
妖し「マイ、マイマイ」
「怪異」がテーマのこちらも、かなりの豪華メンバー! 窪美澄さんが好きです。
彩瀬さんと窪さんは、同じ文学賞から出てますし!
ゆれながら
最新の読み切り短編が、雑誌に載っているらしいです。『ゆれながら』
単行本に収録されました!
僕たちの月曜日
お仕事小説…?
ノンフィクション
長編作品『やがて海へと届く』の原体験になったのは、やはり彩瀬まる自身の被災経験からなのでしょう。
震災に偶然居合わせた、作家のルポルタージュ。彩瀬まるの作家人生が変わる瞬間が描かれています。
そして九州にいた私は知らないことばかりで、勉強になる一冊でもあります。
アンソロジーは追いかけるのが大変&雑誌掲載分までは把握できていないかもしれません……何かあったら教えてください!
見つけたら追記していきます。
【関連記事】