けやき通りのきさき古本市 11月3日(土)、11~16時
中央区赤坂けやき通りに、ずらーっと古書が並ぶ、のきさき古本市に行ってきたよ。
ブックオカ、色々あってて楽しい。これが始まると、文化祭シーズンだなぁと思う!
のきさき古本市は、素人さんでもエントリーできるらしく、お店じゃない人もたくさん。サークルも多かったのかな。先月くらいから、こういうの(古書市)が全国的にあっているようだね、Twitterでもブログでも見かけた。
元は「一箱市」だったけど増えすぎて「のきさき」になったとか。10年以上続いているらしいイベント。
色々と買った本の話
その人が読んだことがある本をその人が売っている、という認識で間違ってないはずなので(友達から頼まれて何冊か箱の中に紛れ込ませているパターンはある)、女の人と色々話して、ラディゲ入門に良さそうな2冊をゲット。
彼女から買ったのは『ドルジェル伯の舞踏会』なんだけど、読み始めるならこれがオススメで、有名なのは『肉体の悪魔』ですねー、って言ってて。その次の次くらいのお店で見つけたので、思わず『肉体の悪魔』も買った。
文庫はほとんど100円。古本市の終わり頃には、200円って書いてあっても手に取った瞬間に「もうそれ100円!」って言われて「あ、なら買う」って何回かあった。
前にブログで教えてもらってた本。中島らも初めてかもしれない!
中島らも『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』読了。灘中〜大阪芸大時代のエッセイ。ほとんどが面白おかしく生きてる笑い話なのにラストの章だけ暗いの、そういう時期あるよねーという感じだ。題材が面白いのはもちろん、切り取り方がうまいと感じる。
— きまや (@kimaya4125) 2018年11月4日
永田カビは、前作をKindleで持っているし、文庫縛りと決めていたから迷ったけど、一期一会感があったので買ってみた。
一回しか読んでないかも?っておっしゃってただけあってとても美本だったし。しかも500円か…うーん、って悩んでたら400円にしていただいた、ありがとうございます。
持って帰る方が大変だから!って言ってた。なるほど…。
(後半に売れ残ってる本はなかなか安くなる、の法則を教えてもらった)(でも目ぼしい本はその前に売れてそう)
ここのお店の人には「今日いっぱい買って来年ここで売ればいい」というライフハック教えてもらったのが面白かった!
「売りに来ても、同じくらい買って帰るから~」とか言ってた、永久機関だ。
思ってたよりお店が多くて、途中で少し途切れて見えたからそこのお店の人に
「ここが端っこです?」て聞いたら
「いやいやまだまだ!ここが中間地点ですよ!」って言われてびっくり。
「お、おう、じゃああと半分頑張るぞ?!」って言ったら、
「行ってらっしゃいー!」って送り出してくれた(あと地図くれた)
そこでは何も買ってないのだけど、あの人のイベントを楽しむ、楽しませる姿勢すごく素敵だった。
引き返してきて残っていたら買おう…と思っていたのがあと5冊くらいあったけど、引き返したらもう売れていたり。
(途中にあった文章本は買ってもよかった…重くなるのが嫌で文庫に焦点を当てていたら、「単行本で500円だと文庫5冊買えるじゃん」思考に陥ってしまった。あと、私の帰り道の最後ガチ山なので担いで帰れるか問題もあって)
全体の釣果はこちら!
『ふくわらい』持っていなかったので、再読しよう。他にも気になっていたものばかり、嬉しい。
良かったこと
当日の午前中に誘ってみた友達が「古本市あるのは知ってたけど行く予定はなかった、が、きまやちゃん来るなら行く!」って途中から来てくれて、2時半ごろ合流。
天神に颯爽とチャリで現れるのカッコいいよね。チャリ圏内に住みたいかも。
お互いブラブラ見つつ、三軒に一回くらいお互いの位置を確認して並べてあった本を報告して…という感じの距離感。べったりしていられないんです、本屋では。
最近、一人でフラフラ遊んでいるのも楽しいし、初対面の人と話すのも本の話なら平気だけど、たまには誰かと行動したいなと思っている(と言いつつあまり人を誘えない。。。
だから、本以外のところでは、友達に会えたこと、あとたくさん店番の人がいてイベントバーエデン福岡店の話と、ポエトリーリーディングの話を聞けたのがよかった。
ずっと本と音楽と映画の話をして生きていこうと思う。
(漫画とアニメも可)
結果発表も面白いね!
2018.11.3(土)のきさき古本市の結果 | BOOKUOKA / ブックオカ 福岡を本の街に
【福岡の本の話】