きまやのきまま屋

日常、本、映画、写真のこと。趣味人のきまやがきままに書いてます。ライター兼ブロガー。

私の人生を変えた3冊に、5年に一回くらいの割合で出会ってた

煙か土か食い物

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宗像のブックオフで『煙か土か食い物』をタイトル買いした足でマルキョウに買い物に行って、駐車場に車を停めた状態でふと気になって読み始めてからの数分。

エンジンを切った車の運転席で空行のないあの8ページを読んだ数分に、私の人生は音を立てて変わった。25歳だった春に。

 

人生は混沌としていて文脈も主題もなく連続性すら時として失われてしまう。そこにはそもそも理由も原因も根拠もなく結果も帰結も結論もない。(p13)

煙か土か食い物 (講談社文庫)

煙か土か食い物 (講談社文庫)

舞城王太郎。これがデビュー作っていうのもすごい。

 

私たちはどうせ「煙か土か食い物になる」っていう諦念の圧倒的な説得力。それにどう立ち向かっていけば良いのか。

そして生き埋め事件とても怖くてそれも泣いた。 

 

これが楽しく読めたことで、一気にラノベ読むようになってこの後に西尾維新とか読破するようになった点でも、とても人生を変えられた。ブンガク一辺倒の人間だったのに…。 

 

一番好きなのはその後、『熊の場所』になったけど、入り口が『煙か土か食い物』でよかった。去年出会った人が初まいじょーがジョジョだったって言ってて、そこからだと誰も入れないよ…って思ったんです。

ディスコでもきつい。

信じることの全ては舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』上巻で学んだ|きまや|note

贖罪

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30過ぎたころ、夏の暑い日にファミレスのドリンクバーで涼みながらダラダラと読書していて、気付いた。

もう私は、この本を読む前には戻れないんだな、と。

 

わたしは今、この小説を読まなかった人生を失ってしまって、もう戻れない。読み終わってからは同じ私が、違う人生を生きることになる。

人生は分岐して、もう交わらない。『贖罪』の前と、後で。

この人たちと同じだ。

贖罪 (新潮文庫)

贖罪 (新潮文庫)

2018年に、今まで上下巻だった文庫が一冊にまとまりましたよ! 

 

みなさんどのシーンが好きですか、有名なのは図書館の例のシーンですけど私は噴水のシーンが好きです。最初の方、めっちゃ描写で魅せてきますよね。

劇の描写は少しかったるいけど、事件前のあれこれがけっこう好きで。でも話が進むにつれて人情と展開で読ませるんですよね~。大人になってから、とかさ〜。

名作と名高いし、なんなら古典になりかけているので未読の方はぜひ。

 

映画はちょっと細部が変わってたりしますが、それはそれでとてもよかったです!映画は『つぐない』ってタイトルです。演技派そろってます。

つぐない (字幕版)

つぐない (字幕版)

 

『ブルックリン』の女の子なんだよね~~。好き。 

今日のハチミツ、あしたの私

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前に並べた2冊が濃すぎて躊躇するけど、これこそ人にオススメしたい一冊。

私はこれを読んで、そういうふうに生きてもいいんだよと教えられた気持ちになったんだ。36歳の春に。

 

もう30代も半ばを過ぎているから、落ち着いて定住して家族を持って…なんてふうに人生がうまく進まなかった場合に!

今日のハチミツ、あしたの私 (ハルキ文庫)

今日のハチミツ、あしたの私 (ハルキ文庫)

 

 

レビューはこちら。 

kimaya.hatenablog.com

 

 

さてさて、なんとなく振り返ってみたけれどここ15年弱のことしか記憶がない気がしている。物心ついたのが15歳くらいだった気もしているし、それからずっと同じことをしていたような気もする。しかしそれだと計算が合わない気もする。まあ、いいや。傍らにはいつも本がある。

 

 

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